198:名無しNIPPER[saga]
2016/12/16(金) 02:30:45.66 ID:NG5ps7hHO
「行くぞ」
「行くと言っても何処へ行ーー」
その問いは連続する銃声によって遮られた。
いつの間にやら、二十名ほどからなる部隊が医療所付近を固めていた。
隊長と思しき青年が、自分より年配の部下に的確な指示を出しながら周囲のオークを殲滅している。
脇を固める隊員の腕もさることながら、彼は一発の銃弾も無駄にすることなく左胸部のみを撃ち抜いている。
「店主さん、何してるんですか!早くこっちに来て下さい!!」
此処へ来るまでにも死線をくぐり抜けて来たのだろう。彼の顔付きは先程とはまるで違っていた。
「彼等は…」
「此処へ来る途中で合流した。魔術師が陣を起動するまでは奴等と行動を共にする」
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