勇者「救いたければ手を汚せ」 
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187:名無しNIPPER[saga]
2016/12/16(金) 01:56:41.20 ID:NG5ps7hHO

『あなたの患者になれて良かったわ』

『きっとこれからは、先生のような女性がどんどん増えていくのでしょうね』

以下略 AAS



188:名無しNIPPER[saga]
2016/12/16(金) 01:58:15.76 ID:NG5ps7hHO

もうすぐ。

本当にもうすぐだった。

以下略 AAS



189:名無しNIPPER[saga]
2016/12/16(金) 02:00:21.11 ID:NG5ps7hHO

(惨い、惨すぎる……)

遺体は寝たままの状態だ。きっと何の抵抗も出来ないまま殺されたのだ。

以下略 AAS



190:名無しNIPPER[saga]
2016/12/16(金) 02:02:31.90 ID:NG5ps7hHO

「雌の肉 柔らかい」

その言葉を聞いた瞬間、散乱した四肢に右腕がないことを思い出した。

以下略 AAS



191:名無しNIPPER[saga]
2016/12/16(金) 02:05:30.10 ID:NG5ps7hHO

獲物を前にぎらつく瞳。

ぞろりと並ぶ黄ばんだ歯は、鑢で研いだように尖っている。

以下略 AAS



192:名無しNIPPER[saga]
2016/12/16(金) 02:10:46.81 ID:NG5ps7hHO

(これでも死なないというのか)

(とうに元素供給量の限界を超えているのに…)

以下略 AAS



193:名無しNIPPER[saga]
2016/12/16(金) 02:12:44.38 ID:NG5ps7hHO

「消えろ。跡形もなく、消えてしまえ」

それでも稲妻は止まない。

以下略 AAS



194:名無しNIPPER[saga]
2016/12/16(金) 02:15:10.67 ID:NG5ps7hHO

(これは、一体…)

朦朧とする意識の中で呆気に取られて観察していると、徐々に傷が癒えているのが分かった。

以下略 AAS



195:名無しNIPPER[saga]
2016/12/16(金) 02:18:02.58 ID:NG5ps7hHO

(おそらく外にもあの化け物がいる)

(しかし、このまま医療所にいても仕方がないですね。怪我人がいるなら助けないと)

以下略 AAS



196:名無しNIPPER[saga]
2016/12/16(金) 02:22:11.27 ID:NG5ps7hHO

だが、止まった。

何故だか分からないが、ごぼごぼと泡だった血を吐きながらゆっくりと倒れる。

以下略 AAS



197:名無しNIPPER[saga]
2016/12/16(金) 02:26:22.29 ID:NG5ps7hHO

(どうして、私を助けに来てくれたんですか?)

(外にはあんな化け物が沢山いるのに、危険を犯してまで私を助けに来てくれたのは何故ですか?)

以下略 AAS



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