63: ◆mZYQsYPte.[sage saga]
2016/09/12(月) 01:34:09.20 ID:5JwIXqGBo
朝 横須賀基地 港 +12日
アナウンス「第一、第二管区合同の海軍観艦式へようこそ。一般の皆様は、お手元のチケット番号に従い乗船して下さい。上四桁が1005の方は駆逐艦イワナミ、1006の方は____」
64: ◆mZYQsYPte.[sage saga]
2016/09/12(月) 01:36:31.04 ID:5JwIXqGBo
朝 横須賀基地 港
ワイワイ ガヤガヤ ギャーギャー
65: ◆mZYQsYPte.[sage saga]
2016/09/12(月) 01:39:36.48 ID:5JwIXqGBo
昼 九十九里 近海 +12日
『本物の』水上艦が列をなし、一般人を載せ、海を行く。
66: ◆mZYQsYPte.[sage saga]
2016/09/12(月) 01:44:18.65 ID:5JwIXqGBo
今度はフネでなく人が、観閲艦の両側海面に立ち、手を振っている。
67: ◆mZYQsYPte.[sage saga]
2016/09/12(月) 01:46:21.83 ID:5JwIXqGBo
国別でブロック形式に別れており、イタリア艦群ともかなり距離は離れているのだが、大きな歓声と拍手はこちらにまで届いてくる。
もうすぐ私の番だ。緊張からか少し鼓動が早まる。
68: ◆mZYQsYPte.[sage saga]
2016/09/12(月) 01:50:04.36 ID:5JwIXqGBo
ビスマルク「……ツム ライン ツム ライン ツム ドイッチェン ライン♪」
ラインの護りの好きなフレーズを小さく口ずさむ。ほぼ、無意識だった。
69: ◆mZYQsYPte.[sage saga]
2016/09/12(月) 01:53:20.71 ID:5JwIXqGBo
グラーフ「Es braust ein Ruf wie Donnerhall」(雷鳴は叫びの如く哮り狂う)
雲龍「〜♪」
70: ◆mZYQsYPte.[sage saga]
2016/09/12(月) 01:54:48.45 ID:5JwIXqGBo
緊張していたのは、提督に気づかれてしまっていたらしい。
グラーフ「……ああ。だが、いつ見抜いていた」
71: ◆mZYQsYPte.[sage saga]
2016/09/12(月) 01:58:27.27 ID:5JwIXqGBo
グラーフ「もしもし、聞こえるかビスマルク」
ビスマルク「……なによ」
72: ◆mZYQsYPte.[sage saga]
2016/09/12(月) 02:01:21.99 ID:5JwIXqGBo
グラーフ「今になって振り返れば、あの風呂でのことも提督には何か思うものがあったのだろう」
ビスマルク「何でそんな話を私にするわけ?」
73: ◆mZYQsYPte.[sage saga]
2016/09/12(月) 02:03:58.26 ID:5JwIXqGBo
〜〜〜〜〜
昼の観艦式開始から既に四時間が経過し、夕暮れも近づこうとしていた。
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