65: ◆mZYQsYPte.[sage saga]
2016/09/12(月) 01:39:36.48 ID:5JwIXqGBo
昼 九十九里 近海 +12日
『本物の』水上艦が列をなし、一般人を載せ、海を行く。
アナウンス「皆様、午前の艦内紹介はいかがでしたでしょうか。海軍カレーも是非食べてみて下さいね」
アナウンス「ではこれより第一、第二管区合同の海軍観艦式を開始します」
内部見学をしていた一般人も次々に甲板へ上がり、カメラやサイリウムを構え始める。
甲板はもう人でごった返していた。
白波立つ航路の先には、二列に並んだ鉄の塊が、海へ静かにその身を横たていえる。
一般人を乗せた水上艦列は、その二列の間へとゆっくりと滑りこむ。
両舷に並んだ、潜水艦から始まり、駆逐艦、巡洋艦と。アナウンスによるその紹介が続いていく。
アナウンス「最後に、右舷前方に見えますのは空母イセ、左舷前方に見えますのは空母ヒュウガでございます」
アナウンス「再建された日本海軍の象徴としての空母、第一第二管区の主力として、精兵たちが日夜任務に明け暮れております」
ヒュウガ、イセの甲板上では海兵たちが並び、観閲艦に向け敬礼を送っている。
アナウンス「えー機密が多いため、スペックに関しての質問はご遠慮ください!」
空母を最後に、徐々に巨大化していった両側の艦列は途切れるも、甲板に居る一般人たちの熱気はピークに達しようとしていた。
アナウンス「ではここからは、艦娘、海外艦の皆さんの登場です! 御覧下さい!」
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