72: ◆mZYQsYPte.[sage saga]
2016/09/12(月) 02:01:21.99 ID:5JwIXqGBo
グラーフ「今になって振り返れば、あの風呂でのことも提督には何か思うものがあったのだろう」
ビスマルク「何でそんな話を私にするわけ?」
グラーフ「良い機会だから、一緒に鞍替えはどうかと思ってな」
ビスマルク「……そ。じゃあ、演習海域へ行くわよ」
グラーフ「ああ。了解だ。ヘソ曲がりはその内直してくれ」
ビスマルク「私は曲がってないから! 通 信 終 了 ! 」ブチッ
グラーフ「あ、おい、ビスマ……」ブチッ
グラーフ「……下手にフォローを入れるべきじゃ無かったか?」
グラーフ「ふむ、いや、まぁ、大丈夫か。私は空母だけあって目が良いからな」
グラーフ「その口元なら大丈夫だろうな」ニコ
ビスマルク(……分かってるわよ。あの化け物女は問題を起こし失点を出すどころか)
ビスマルク(こっちの予想を裏切った加点をしてくる)
雲龍だけが贔屓されているわけでないと、この一週間の間に提督と職務を共にして気づいていた。
八雲「いや、この前は、その、すまなかったね。私も少し配慮が無さ過ぎた……だが訂正はしない。あれは本心だ」
八雲「ビスマルク、身体の重心もう少し後ろにした方が良いよ。海域間の移動はともかく、戦闘中咄嗟の動きが出来なくなる」
八雲「また記事の取材? ああ、いいよ。私の方で適当に片付けとく。玉は隠してなんぼ、意味があるってもんだ」ケラケラ
ビスマルク(あの女は何だかんだ言って、いつも私たちのことを見て、考えてくれている)
ビスマルク(認める気は無い。媚びるつもりもない。けど)
ビスマルク「……」ニッ
ビスマルク(少しくらいなら態度を軟化してやっても良いかもね)
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