70: ◆mZYQsYPte.[sage saga]
2016/09/12(月) 01:54:48.45 ID:5JwIXqGBo
緊張していたのは、提督に気づかれてしまっていたらしい。
グラーフ「……ああ。だが、いつ見抜いていた」
八雲「最初から。どう見ても顔が強張ってるじゃないか」
グラーフ「むっ……。そうか。以後気をつける」
反対側の彼女も緊張していたのか。私は全然気づかなかった。
ビスマルク「わ、私は別に緊張してなかったけど?」
八雲「アンタはグラーフよりもっと酷い。視線が泳いでたよ。丸分かりさね」ケラケラ
ビスマルク「うぐぅ」
グラーフ「ふっ、マヌケめ。下手に取り繕うからだ」
ビスマルク「なによ! 貴女だって緊張してたんでしょ!」
グラーフ「そそそ、そんなことあるわけないじゃない…………ぷっ。くくっ」
ビスマルク「はぁ!? それもしかして私の真似のつもり!? グラーフ、貴女ねぇ!」
雲龍「はいはい。二人とも、そろそろ次のイベントですよね」
八雲「まだこの後、演習と歌と握手会が控えてるんだから気を抜くんじゃないよ」
グラーフ「それもそうだな。了解だ」キリッ
ビスマルク「……了解。ならこの回線を落とします。よろしいですか」
八雲「あいよ。今日は色々忘れて楽しんできな。通信終了」
雲龍「警備は任せて下さい。通信終了」
グラーフ「重ねて了解。通信終了」
ビスマルク「……」ポチッ
艤装に備え付けられた通信装置を弄り回線を閉じる。
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