167:名無しNIPPER[saga]
2016/05/20(金) 23:28:02.33 ID:ntvrM9VEo
「…………」
……やはり、一度、はっきりと聞いておくべきか。
168:名無しNIPPER[saga]
2016/05/20(金) 23:29:13.42 ID:ntvrM9VEo
そういうわけで、ぼくは忍野に連れていかれて、学習塾跡へと戻ることとなった(帰り道
がわからないことがバレたときはちょっと呆れられた)。
169:名無しNIPPER[saga]
2016/05/20(金) 23:31:19.16 ID:ntvrM9VEo
「それで?」
キスショットは本当に忍野のことをどうでもよいと思っているのか、忍野との会話を早々に
170:名無しNIPPER[saga]
2016/05/20(金) 23:33:25.53 ID:ntvrM9VEo
「にしても、弱ったのう……あの三人、未だつるんでおるのか。儂をここまで追い詰めたのだ。
あとはバラけて自由競争をしておるものとばかり思っておったんじゃがのう」
171:名無しNIPPER[saga]
2016/05/20(金) 23:34:34.14 ID:ntvrM9VEo
「ここまで弱らされたのは初めてじゃがの――というか、退治、などというものがすでに
久しい……儂に挑もうなどと言う輩は久しぶりじゃった。むむむ。しかし、どうもボケて
172:名無しNIPPER[saga]
2016/05/20(金) 23:35:16.78 ID:ntvrM9VEo
「とにかく――このままでは勝ちようがない。まずは一人ずつに分散することじゃが……」
キスショットは、言いよどむ。言いたいことはわかっているので、引き継ごう。
173:名無しNIPPER[saga]
2016/05/20(金) 23:36:48.91 ID:ntvrM9VEo
「ここには、きみたちが眠っている間に、こっそりと結界を張っておいてあげたからさ」
「結界……?」
174:名無しNIPPER[saga]
2016/05/20(金) 23:38:13.36 ID:ntvrM9VEo
「さっきも言ったけど――僕は別にきみ達を助けているつもりはないよ。きみが言ったよう
にそんな理由はないし、また、必要もない」
175:名無しNIPPER[saga]
2016/05/20(金) 23:39:30.52 ID:ntvrM9VEo
「そ、そんなことより――自己紹介」
「ん?」
176:名無しNIPPER[saga]
2016/05/20(金) 23:41:16.66 ID:ntvrM9VEo
交渉?
こちらとあちらの――橋渡し、か。
177:名無しNIPPER[saga]
2016/05/20(金) 23:43:36.39 ID:ntvrM9VEo
「知ったようなことを言うなよ――小僧」
忍野を小僧呼ばわりするキスショット。実年齢的にはおかしくないのだが、やはり見た目
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