169:名無しNIPPER[saga]
2016/05/20(金) 23:31:19.16 ID:ntvrM9VEo
「それで?」
キスショットは本当に忍野のことをどうでもよいと思っているのか、忍野との会話を早々に
打ち切り(ひでえ)、ぼくに話を振ってきた。期待を込めた目で、つぶれそうなほどの信頼を
込められて。
「とりあえず、落ち着いて聞いてくれない?」
現物として手足がない以上、口八丁手八丁でごまかせるはずもないので、しかたなくぼくは
正直に事の顛末を話した。
ぼくの話を聞いてキスショットは「ふむう」と、怒るでもなく落胆するでもなく、ただうなった。
「どんだけ儂を沸点の低い女だと思っとるんじゃうぬは」
ぺし、と軽くチョップを入れてくるキスショット。昼間ふっ飛ばしたこともあり、かなり手加減
してくれているのだろうそれは、蚊も殺せないようなチョップだ。
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