176:名無しNIPPER[saga]
2016/05/20(金) 23:41:16.66 ID:ntvrM9VEo
交渉?
こちらとあちらの――橋渡し、か。
こちらとはどこで、あちらとはどちらか?
ぼくは、いったいどちらに属しているのか
「なんて戯言」
「ん?」
「気にしないで、続けてください。人間と化物の橋渡し。それがあなたの仕事、なんですよね?」
「ああ。化物。いいね。僕は怪異と呼んでいるが」
「怪異」
「そしてその子は怪異殺しと呼ばれている――どういうことか、わかるだろ? 怪異から
エナジードレインできる、珍しいタイプの吸血鬼だ。まあ、だからこそ有名な子なんだよね――」
「好きで有名になったわけではないわい」
今度は、キスショットは拗ねたように言った。
……本当に、五百歳、なんだよな?
精神年齢が肉体年齢に引っ張られたりとか、なんかそういう理屈なのだろうか?
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