キスショット「これも、また、戯言か」
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158:名無しNIPPER[saga]
2016/05/20(金) 23:09:29.13 ID:ntvrM9VEo

 狙いは、右後方、来た時から見て左側の道。さきほど反応を見せたエピソードだ。蹴り

砕いたアスファルトは、礫となってエピソードを襲いかかる。と言っても、これでダメージを

以下略 AAS



159:名無しNIPPER[saga]
2016/05/20(金) 23:11:05.16 ID:ntvrM9VEo

 一瞬、三人は驚いたようであったが、その次の一瞬には回復し、ぼくのほうへと襲い掛かる。

正面からはギロチンカッターが、左後方からは両手を振りかぶったドラマツルギーが、右後方

以下略 AAS



160:名無しNIPPER[saga]
2016/05/20(金) 23:11:58.46 ID:ntvrM9VEo

 ああ、ほんとう、こんなことになるのなら、期待なんて持たせるんじゃなかったなあ。

と、おそらく今頃はあの廃墟の中、ぼくの帰りを今か今かと待っている彼女を思いながら、

以下略 AAS



161:名無しNIPPER[saga]
2016/05/20(金) 23:16:20.01 ID:ntvrM9VEo

 ――しかし、そんなぼくの覚悟とは裏腹に、ぼくは助かった。ドラマツルギーの両腕が

ぼくを斬ろうと、エピソードの十字架がぼくを貫こうと、ギロチンカッターがぼくを滅しよう

以下略 AAS



162:名無しNIPPER[saga]
2016/05/20(金) 23:17:49.88 ID:ntvrM9VEo


006

 忍野メメ。
以下略 AAS



163:名無しNIPPER[saga]
2016/05/20(金) 23:21:01.58 ID:ntvrM9VEo

 しかし、そんなぼくの思いとは裏腹に忍野は「礼なんていいよ。きみが一人で助かっ

ただけさ、阿良々木くん」なんて、とぼけた口調であっさりと言うのだった。

以下略 AAS



164:名無しNIPPER[saga]
2016/05/20(金) 23:24:12.18 ID:ntvrM9VEo

「それにしても阿良々木伊荷親ね――ふーん」

「…………なにか?」

以下略 AAS



165:名無しNIPPER[saga]
2016/05/20(金) 23:25:21.22 ID:ntvrM9VEo

「あの、帰ろうって、いったいどこに?」

 家に招待までされる謂れはない。

以下略 AAS



166:名無しNIPPER[saga]
2016/05/20(金) 23:26:03.07 ID:ntvrM9VEo

「ということは、あなたはキスショットを知っているってことですか?」

「…………?」

以下略 AAS



167:名無しNIPPER[saga]
2016/05/20(金) 23:28:02.33 ID:ntvrM9VEo

「…………」

 ……やはり、一度、はっきりと聞いておくべきか。

以下略 AAS



168:名無しNIPPER[saga]
2016/05/20(金) 23:29:13.42 ID:ntvrM9VEo

 そういうわけで、ぼくは忍野に連れていかれて、学習塾跡へと戻ることとなった(帰り道

がわからないことがバレたときはちょっと呆れられた)。

以下略 AAS



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