モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」part13
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82
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◆EBFgUqOyPQ
[saga sage]
2016/05/07(土) 20:16:36.21 ID:glNSs2qCo
「私は……あなたがどれほど、苦しんだのか知っています。
ダー……ええ、きっと私には、理解できるものじゃあないの、でしょうけど。
以下略
AAS
83
:
◆EBFgUqOyPQ
[saga sage]
2016/05/07(土) 20:17:27.30 ID:glNSs2qCo
『アナスタシア』の言葉をアーニャは否定する。
アーニャには、止める理由などはありはしない。
「……私は、考えたんです。
以下略
AAS
84
:
◆EBFgUqOyPQ
[saga sage]
2016/05/07(土) 20:18:37.66 ID:glNSs2qCo
「だから……もう、ヒーローは、いいんです。
私は、まずみんなに、自分の、ホントウの気持ちを伝えなくちゃ、いけないんですから。
以下略
AAS
85
:
◆EBFgUqOyPQ
[saga sage]
2016/05/07(土) 20:20:03.83 ID:glNSs2qCo
「だから……私は、あなたの願いを止めます。
恨まれようと、憎まれようと、私は『私』の願いのために、『あなた』の願いを打ち砕きます。
以下略
AAS
86
:
◆EBFgUqOyPQ
[saga sage]
2016/05/07(土) 20:20:51.88 ID:glNSs2qCo
二人の少女は真に相対する。
互いが互いを乗り越えなければならない敵と認識し、空気は緊張したように張り詰める。
「ワタシは……戻らない!!!これを……вникатьй(貫け)!!!」
以下略
AAS
87
:
◆EBFgUqOyPQ
[saga sage]
2016/05/07(土) 20:21:40.02 ID:glNSs2qCo
「アナタの……そのナイフは、同じ」
だが『アナスタシア』にとって杭を防がれた以上に、アーニャが手に持つ得物の方が気になっていた。
アーニャの手に突如出現したそのナイフは硝子細工のように透き通り、氷のように冷たさを持つ。
以下略
AAS
88
:
◆EBFgUqOyPQ
[saga sage]
2016/05/07(土) 20:22:25.31 ID:glNSs2qCo
よって素霊を扱う力は、ただの天聖気によって扱える力ではない。
素霊と意志とを繋ぐミッシングリンクが、アーニャからは見えないのである。
「ンー……私にも、よく、わかりません。
以下略
AAS
89
:
◆EBFgUqOyPQ
[saga sage]
2016/05/07(土) 20:23:28.47 ID:glNSs2qCo
この世界において、縮地に似た技術は現存している。
達人ともなれば瞬き一つで相手との距離を詰めるなど造作もなく、かつて両義手の女『カーリー』がしていた芸当がまさにそれだ。
決してアーニャは達人と呼べるほどのそう言った戦闘技術を持ち合わせているわけではない。
以下略
AAS
90
:
◆EBFgUqOyPQ
[saga sage]
2016/05/07(土) 20:24:11.03 ID:glNSs2qCo
「はや……!?」
その少女の脳は、一瞬に迫りくる膨大な情報を処理しきれていなかった。
壁の蹴り上げによるフェイントによって完全に虚を突かれた『アナスタシア』は、思考で理解していても体に指令を出すことはもはや不可能であった。
以下略
AAS
91
:
◆EBFgUqOyPQ
[saga sage]
2016/05/07(土) 20:25:23.51 ID:glNSs2qCo
「あああ……あああああああああ!!!」
その動きは思考によって意図されたものではなく、もはや本能的なものであった。
『アナスタシア』はナイフがその身を貫かんとするその直前で、意識したわけではなく素霊に指令を出していた。
以下略
AAS
92
:
◆EBFgUqOyPQ
[saga sage]
2016/05/07(土) 20:26:05.89 ID:glNSs2qCo
アーニャは迷うことなく、その引き金を引く。
銃身から弾丸まで結晶で作られたそれだが、機能は十分に果たしていた。
火薬の炸裂による推進力さえも、素霊の流動によって再現し、本物と違わぬ速度で結晶の銃弾を放つ。
拳銃の機構を隊長から教わり、知り尽くしていたからこそできる素霊の扱い方。
以下略
AAS
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