モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」part13
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◆EBFgUqOyPQ
[saga sage]
2016/05/07(土) 20:16:36.21 ID:glNSs2qCo
「私は……あなたがどれほど、苦しんだのか知っています。
ダー……ええ、きっと私には、理解できるものじゃあないの、でしょうけど。
あなたがどれだけ、争いを憎んで……どれだけ愚かな私が、キライだったかは、わかっています」
限界まで張りつめた弓のように、抑圧された感情はあの月夜の夜に放たれた。
目の前で吐かれたあの感情は、今もアーニャの心に傷のように刻み込まれているし、決して忘れはしないだろう。
誰かに恨まれることなど、よくあることだった。
人の生き死にに関することをしてきたのだから、そんなことは気にしてはいられない。
断末魔の怨嗟など慣れ切ったものだ。
「私が……私を憎むことなんて、とても、つらいことです」
だが、別人格であっても、恨まれるのが自分というのはまた違ってくる。
その自己嫌悪にも似た感情は、同じ自身であるが故に最も近い出来てしまう。
『アナスタシア』の言う通り、その絶望はかつて誰に言われた言葉よりも自身を否定し、自らの空虚さを突きつられた。
「あなたの言う通り……私には、あなたの願いを否定する権利なんて、ありはしない」
それは今でも変わらない。
アーニャは自分の罪深さは理解していたし、だからこそあの公園で終わりを待っていたのだ。
仮に誰かに『アナスタシア』を止めろと乞われても、決して動くことはなかっただろう。
「だけど……私は、気付いたんです」
「気付いた……?ワタシを止める理由を?」
「……ニェート」
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