モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」part13
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◆EBFgUqOyPQ
[saga sage]
2016/05/07(土) 20:24:11.03 ID:glNSs2qCo
「はや……!?」
その少女の脳は、一瞬に迫りくる膨大な情報を処理しきれていなかった。
壁の蹴り上げによるフェイントによって完全に虚を突かれた『アナスタシア』は、思考で理解していても体に指令を出すことはもはや不可能であった。
もしも、先にアーニャと戦っていたのならこれほどまでうまく事は進んでいなかっただろう。
先に戦ったのが隊長だったから、物量と物量という単純な戦いであったからこそ、今の時に意識が追い付かなかったのだ。
隊長の物量という面攻撃の応酬に対して、アーニャは一点を突破していくような確実で一撃必殺を狙う戦法。
相反する戦闘方法だったからこそ、『アナスタシア』は反応しきれなかった。
(だけど……その程度の攻撃で)
しかし、それでも『アナスタシア』は諦めなど微塵もない。
所詮アーニャの攻撃など、ナイフの一閃だ。
首を切られようと、心臓をえぐられようと『アナスタシア』にとっては致命にならない。
これをたとえ受けてもすぐさま再生し、カウンターでアーニャに杭を打ち込むつもりだ。
先ほどの隊長に対してもこの戦法であったし、これがアーニャにも通用しない道理はないはず。
そう思っていた……はずだった。
(まだ……刺さらない?)
決してアーニャが躊躇したわけではなかった。
だがそのナイフの軌道は、なぜか『アナスタシア』にはスローモーションに見える。
まるで時を引き伸ばされるかのような、『走馬灯』のような、感覚。
その間も『アナスタシア』は何かができる訳ではなかった。
ただそのナイフを、アーニャが作り上げた、素霊で形成されたナイフを見る。
(……ッ!!!???)
ナイフが持つ冷たい輝きに、『アナスタシア』は戦慄した。
『アナスタシア』は、そのナイフを本能的に危険だと察知したのである。
そして同時に、このスローモーションの時こそが、走馬灯のようなものであることを理解したのだ。
あのナイフの一撃は、『アナスタシア』にとっての致命に成り得る。
あれを受けたら、確実に自分の負けだと、理解できてしまった。
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