モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」part13
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◆EBFgUqOyPQ
[saga sage]
2016/05/07(土) 20:23:28.47 ID:glNSs2qCo
この世界において、縮地に似た技術は現存している。
達人ともなれば瞬き一つで相手との距離を詰めるなど造作もなく、かつて両義手の女『カーリー』がしていた芸当がまさにそれだ。
決してアーニャは達人と呼べるほどのそう言った戦闘技術を持ち合わせているわけではない。
しかし、それでもあの隊長の下で戦闘の研鑽を積んできたのだ。
たかが、15の少女の動体視力を欺くなど、アーニャの十分ではない技術でも造作もなかった。
「……変な、ことを!」
『アナスタシア』は突如として接近したアーニャに対して、結晶杭に射出命令を即時出す。
結果として中途半端に壁は残ってしまったが、それでもアーニャを狙いに捉えるには十分に視界は開けていた。
だが、狙いの甘い弾道などアーニャには通用しない。
残った壁による中途半端な視界と、突如として標的を狙った結晶杭の軌道を読むことなどアーニャには簡単であった。
すぐさまアーニャは新たなナイフを生成。勝手もわかってきたのか、今度は両の手に一本ずつ。
残った壁に足をかけて、足に力を込める。
それを見た『アナスタシア』は直進方向に放つ結晶杭を警戒して、アーニャが上にジャンプするのではないかと直感で錯覚する。
故に、『アナスタシア』の視界が少し上向いた隙をアーニャは見逃さない。
「ウ……らぁ!」
かけた足は、上方向ではなく前方への加速を促す。
当然、前には迫りくる結晶杭。数は3本でこのまま進めば顔、右肩、左脇を的確に貫くだろう。
だがアーニャはその迫りくる杭をナイフで叩きつけて、空中で体勢をひねる。
ただ2回、両のナイフでの一回ずつの杭への叩き付けによる反動で、顔面に迫りくる杭を回避し、残る二つの杭は軌道が逸れた。
必要最低限の動きで、敵の攻撃を回避しつつ射程まで接近する。
奇しくもこれは、先ほど隊長の行った芸当と同じであった。
「たどり……ついた!」
『アナスタシア』のすぐ目の前にまでたどり着いたアーニャは、地面に滑るように着地する。
その両手のナイフは無駄のない軌道を描きながら、『アナスタシア』の心臓と首の位置を狙う。
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