モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」part13
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◆EBFgUqOyPQ
[saga sage]
2016/05/07(土) 20:21:40.02 ID:glNSs2qCo
「アナタの……そのナイフは、同じ」
だが『アナスタシア』にとって杭を防がれた以上に、アーニャが手に持つ得物の方が気になっていた。
アーニャの手に突如出現したそのナイフは硝子細工のように透き通り、氷のように冷たさを持つ。
そして、結晶のように輝きを放っていた。
「まだ……よくは、解りません。
ですが……『彼ら』は私に、力を貸してくれるから……私が指示を、与えています」
アーニャはそのナイフを『彼ら』と呼んだ。
それは彼女が、それを群体であることを認識し、理解したうえで使役しているということである。
それらは人の命をつかさどる『死神』のような存在でさえ意識しなければ知覚できないほどに微弱で、どこにでもいる存在。
紛れもなくそのナイフは『素霊』によって形成されていた。
「これが扱えるのは、ウロボロスの力を持つワタシだけのはず……」
『アナスタシア』にはその事実が解せなかったが、同時に理解も出来た。
確かにアーニャはもはやウロボロスの力は持っていない。
「だけど……アナタは『私』だ。
その封印の……天聖気の性質が、これまでのウロボロスの干渉によって変わっているのね」
素霊結晶はウロボロスの力によって素霊が強制的に『受肉』させられることによって形成される結晶だ。
ウロボロスの性質は『無限』『円環』、または『転生』。
故にその無尽蔵の力を行使することで、膨大な素霊たちを結晶化させ使役することができた。
そしてかつてウロボロスの力は封印によって漏れ出す際には『復活』の天聖気へと変質していた。
だからこそ、封印そのものである天聖気も、長い年月をかけて性質を変えていても不思議ではない。
「『復活』の天聖気なら、そんなことはありえるかもしれない。
だけど……この力は、そんな順序立てて行えるような力じゃないのよ……」
『アナスタシア』が行使する素霊結晶は、彼女が『ウロボロス』と願いの契約をしたことによって行使できるものだ。
『ウロボロス』に願ったからこそ、今『アナスタシア』はその無尽蔵の力を行使することができているのである。
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