モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」part13
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◆EBFgUqOyPQ
[saga sage]
2016/05/07(土) 20:20:51.88 ID:glNSs2qCo
二人の少女は真に相対する。
互いが互いを乗り越えなければならない敵と認識し、空気は緊張したように張り詰める。
「ワタシは……戻らない!!!これを……вникатьй(貫け)!!!」
『アナスタシア』の背に現れるのは、数本の結晶杭。
もはや殺気さえ隠さずに、アーニャを串刺しにしようとそれらを放つ。
この数刻の間に、扱い慣れ始めた結晶杭は迷うことなくまっすぐアーニャの体を狙う。
初速にして、200キロ超。銃弾ほどの速さではないにしろ人の身体を貫通させるのならば十分な速さである。
その上、放った杭は1本程度ではなく、数本同時の射出。いわゆる『点』ではない『面』としての攻撃。
制圧力は大きく、普通ならば大きな回避行動をとらなければまず避けようがない。
だがアーニャはその攻撃に対して、動きは見せない。
「大きな、回避は……隙も、大きい」
アーニャは何も持っていなかった右手を動かし、空中をなぞる。
その手は、鋭く光の軌跡を描く。それと同時に結晶杭はアーニャの元へとたどり着いた。
鉱石を研磨するような音が響く。
アーニャは迫りくる杭に対して、右手で軌道を三度ほど描いた。
「必要最小限で……最大の効率を」
面の攻撃としてその視界を網羅していた結晶杭は、一瞬の拮抗によって逸らされて、アーニャの背後へと突き刺さる。
アーニャはその場から一歩踏み出して、どこからか出現したナイフを再度構えた。
「銃弾よりも、遅い上に……弾幕の密度は、一枚だけ。
これなら……回避なんて、要りませんね」
結晶杭は銃弾とは違い、大きな質量を持った杭だ。
故に面としての攻撃をしたところで、体積的な関係上で杭の本数を少なくして密度を薄めなければ一度の面に納まりきらない。
だからこそ、アーニャにとっては回避するのではなく、自身にあたり得る杭の身を判別し、受け流してやればいい話だ。
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