モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」part13
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66: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2016/05/07(土) 20:01:06.18 ID:glNSs2qCo




「生憎最果ては……占有済みだ。
以下略 AAS



67: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2016/05/07(土) 20:02:18.52 ID:glNSs2qCo

「да(ええ)……。ワタシは、ワタシの願いで先に進む」

 結果として、アナスタシアの力は隊長には及ばなかった。
 それでも、この場に伏したのは隊長で、立っているのは彼女である。
以下略 AAS



68: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2016/05/07(土) 20:03:00.29 ID:glNSs2qCo

「そもそも、お前は間違ってんだよ。

俺は、乗り越える壁じゃない。俺はあくまで前座だよ。

以下略 AAS



69: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2016/05/07(土) 20:05:25.75 ID:glNSs2qCo


 ただ一人公園に残された少女は、静かにベンチに座りながら思いを馳せる。

 視界の先に、すでに男の背はない。
以下略 AAS



70: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2016/05/07(土) 20:06:11.04 ID:glNSs2qCo

「私には……あの子以上の願いなんて持ってない。

あの子の願いを踏み越えてまで、叶えたい願いなんて……見つかりません。

以下略 AAS



71: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2016/05/07(土) 20:06:57.48 ID:glNSs2qCo

 一度自覚してしまえば、堰を切ったように涙はあふれ出す。
 意思とは関係なく流れ出す涙に、アーニャはただ困惑するだけだった。

「……なんで、涙が?
以下略 AAS



72: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2016/05/07(土) 20:07:35.46 ID:glNSs2qCo

「おい、泣き虫!!!いっつも泣いてばかりだな泣き虫!!!」

 そんなアーニャの耳に唐突に届く声。
 まるで今の自分を差すかのような言葉に思わず視線を向ける。
以下略 AAS



73: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2016/05/07(土) 20:08:07.78 ID:glNSs2qCo

「ゲ……ババアが来やがった」

「なんだよ!!お前には関係ないだろ!!!」

以下略 AAS



74: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2016/05/07(土) 20:08:55.39 ID:glNSs2qCo

「ありがとう……――ちゃん」

「なんでいっつもやられっぱなしなのよ……ガツンと行きなさいガツンと!」

以下略 AAS



75: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2016/05/07(土) 20:09:46.77 ID:glNSs2qCo

 単純明快な答えにして、理屈なんて抜きにした等価の答え。
 そんな気の迷いさえ晴れるような発言に、いじめられっ子の顔は晴れやかになる。

「うん!……――ちゃん、ありがとう!」
以下略 AAS



76: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2016/05/07(土) 20:10:27.18 ID:glNSs2qCo

 見えない星を探したところで、光が届かなければ意味はない。
 目に見える範囲で探せばいいのだ。
 願いを懸ける、身近な星を。

以下略 AAS



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