モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」part13
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◆EBFgUqOyPQ
[saga sage]
2016/05/07(土) 20:09:46.77 ID:glNSs2qCo
単純明快な答えにして、理屈なんて抜きにした等価の答え。
そんな気の迷いさえ晴れるような発言に、いじめられっ子の顔は晴れやかになる。
「うん!……――ちゃん、ありがとう!」
普通の公園で一画で、ありふれた友情の会話。
どこにでもよくある幸せの形は、紋切型であったとしても尊いものだ。
この小さな少女たちの、ありふれたやり取りには何の異能も関与していない。
本当に、どこにでもある、心同士のやり取り。
その一幕は、アーニャにとって何の関係もない。そこに居合わせたアーニャは本当に、ただの傍観者だ。
だが、それを傍らで傍観していたアーニャは、涙を流しながらも気づくのだ。
「あたりまえで……普通のこと。
理由の在処なんて……ひどく浅いところに、あったんですね」
因縁や、執念など必要ない。
人が動く理由としては、ひどく浅瀬の、何気ないものでいいのだ。
友情や物的な利益、それどころか刹那の感情でさえ、行動原理となる。
そしてそれは願いであっても同様だ。
復讐だとか、絶望だとかそんな大層なことを理由に、かける願いもあるだろう。
だがそれでも、ただ隣に居たいとか、ささやかな幸せを感じたいという願いと、どれだけの質量の差があるだろうか?
所詮は同じ人から生まれた願い。
そこに優劣など存在しない。
ただあるのは、それを貫く心の強さのみである。
「私は……このまま、消えたくない。それは、どうして?」
きっと深く考えすぎていたのだ。
底の見えない水底を懸命に見ようとしても、決して理解できるはずがない。
本来探すべきは、足の届く、ささやかな浅瀬だったのだ。
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