モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」part13
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◆EBFgUqOyPQ
[saga sage]
2016/05/07(土) 19:30:24.36 ID:glNSs2qCo
目的地は定まった。
あのアナスタシアの移動速度が幾ほどかはわからないが、周子による妖怪の脚力ならば1時間もかからずにたどり着くことができるだろう。
今から追いかけたところで十分に間に合う。
以下略
AAS
32
:
◆EBFgUqOyPQ
[saga sage]
2016/05/07(土) 19:30:58.93 ID:glNSs2qCo
「おっけ、ありがと沙理奈さん。
じゃあ……ちゃちゃっと終わらせよっか。紗枝ちゃん」
以下略
AAS
33
:
◆EBFgUqOyPQ
[saga sage]
2016/05/07(土) 19:31:40.57 ID:glNSs2qCo
「え、えーっとな。その……」
いざ言葉にしようとすると、うまく形にできない。
何となく、漠然とした不安感は、予感となって喉元まで出かかっている。
以下略
AAS
34
:
◆EBFgUqOyPQ
[saga sage]
2016/05/07(土) 19:32:12.36 ID:glNSs2qCo
「だから、今度会ったら、ちゃんと聞かなきゃ……。
アーニャのことを、どうしてあんなことをしたのかを、聞かなくちゃ。
以下略
AAS
35
:
◆EBFgUqOyPQ
[saga sage]
2016/05/07(土) 19:32:55.01 ID:glNSs2qCo
「ん……わかったよ。そう言ってくれるなら、心強いなー。
ま、シューコさんに任せて待っといてよ。さくっと、帰ってくるからさ」
以下略
AAS
36
:
◆EBFgUqOyPQ
[saga sage]
2016/05/07(土) 19:33:31.79 ID:glNSs2qCo
そして当然、周子もそのことは理解出来ているはずである。
「……まぁ、そうだね。
以下略
AAS
37
:
◆EBFgUqOyPQ
[saga sage]
2016/05/07(土) 19:34:11.22 ID:glNSs2qCo
そう言って、紗枝に右手を差し伸べる周子。
表情は、へらへらとして愛嬌のあるいつもの周子であったが、紗枝はその手を取ることを少し躊躇する。
これもまた、周子なりの覚悟なのだ。
以下略
AAS
38
:
◆EBFgUqOyPQ
[saga sage]
2016/05/07(土) 19:34:54.40 ID:glNSs2qCo
『閑話休題。この舞台は白銀の少女が主役。
此度の脇役の話は、これくらいにしておきましょう』
以下略
AAS
39
:
◆EBFgUqOyPQ
[saga sage]
2016/05/07(土) 19:35:46.24 ID:glNSs2qCo
「あとは俺の好きにやらせてもらう。
傍観者を気取るのもいいが、お前の思い描いた脚本通りにはさせん。
以下略
AAS
40
:
◆EBFgUqOyPQ
[saga sage]
2016/05/07(土) 19:36:27.55 ID:glNSs2qCo
その背に透色の翼を携え、姿だけならばまるで天使のような。
だがその存在は世界を閉塞に導く『願い』を秘めた終わりの一。
『ウロボロス・アナスタシア』はこうなることを予期していたかのように、隊長の前に姿を現した。
以下略
AAS
41
:
◆EBFgUqOyPQ
[saga sage]
2016/05/07(土) 19:38:02.06 ID:glNSs2qCo
加えて、アナスタシアの心を壊したことにしても、彼女のためを思って行った苦肉の策である。
隊長がアナスタシアを壊していなければ、戦士としての彼女は存在せず、今ごろ能力者のサンプルとして薬品漬けで保管されているような状況だったのだ。
だがそれでも、隊長は自らの行いに対して正当性は主張しない。
以下略
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