モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」part13
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280: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2016/10/18(火) 02:01:14.03 ID:nZ3oq+wSo

 『カース』の傍にいたその少女はその悪食の脅威にさらされた。
 だが少女は臆することなく、小さな子供を叱りつけるように言い放つ。

「きらりん☆ビィーーーーーーッム!!!」
以下略 AAS



281: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2016/10/18(火) 02:01:43.79 ID:nZ3oq+wSo

「まったく……今日はそういう目的で来たわけではいのだがな」

 このような事態は過去にないとはいえ、さすがはヒーローの総本山である。
 先ほど捕まっていた人々を除く者たちは、すでに我先に避難を完了している。
以下略 AAS



282: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2016/10/18(火) 02:02:16.61 ID:nZ3oq+wSo

 基本的にネバーディスペアはたとえ休みの時でも、必要とあればヒーローとして行動する。
 だが今回訪れているのは一般的なヒーローたちが集う同盟本部である。
 夏樹自身そう思っていたわけではないが、この場で同盟のヒーローを差し置いて動くことになるなんてそもそも想定すらしていなかったのだ。

以下略 AAS



283: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2016/10/18(火) 02:03:02.31 ID:nZ3oq+wSo

 歓談は終わり。LPは情報デバイスでの調べるものは見つかったようだった。
 LPはその画面を静かに夏樹に示す。

「ん……?なんだよこれ!?『カースの大量発生』、『アイドルヒーローのライブにカース乱入』、『高速道路の同時多発事故』だって!?
以下略 AAS



284: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2016/10/18(火) 02:03:38.96 ID:nZ3oq+wSo

「……あれ?どういうことだ?

『あそこ』に、ワープホールを作れない?」

以下略 AAS



285: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2016/10/18(火) 02:04:19.79 ID:nZ3oq+wSo

「どちらかといえば結界、に近いな。防ぐものというより閉じ込めたり立ち入らせないものだ。

しかも、空間を繋げる『穴』が作れないということは、そもそも空間としてあそこは隔絶されているとも考えられる。

以下略 AAS



286: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2016/10/18(火) 02:04:53.31 ID:nZ3oq+wSo

「たしかに、これまでにも同盟に喧嘩を売ったような組織はいくらでもある。

だが大概の連中は『同盟』を侮って、自らの実力を過信したものばかりだ。

以下略 AAS



287: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2016/10/18(火) 02:05:31.46 ID:nZ3oq+wSo

「だけど、今あの中にまだ取り残されている人がいるんだろ?

だったらまずは助けに行くだけだ!それがアタシらネバーディスペアだろう?」

以下略 AAS



288: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2016/10/18(火) 02:06:03.03 ID:nZ3oq+wSo

 LPの体は反射的に動いていた。
 夏樹の視界は浮遊するアイユニットによって制御されており、常に俯瞰的な視界が可能である。
 だから今の状況は、なるべく戦況を多角的に見るためにユニットを散開させていたのだ。
 故に主観的な視界は弱く、自身に対する攻撃への反応は遅れてしまう欠点があった。
以下略 AAS



289: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2016/10/18(火) 02:06:40.91 ID:nZ3oq+wSo

 その気味の悪さに思わず夏樹は反応が遅れてしまった。
 黒い腕に大量に開いた『瞳』はぎょろぎょろと周囲を観察するようにせわしなく動き出す。
 しかもその瞳は単一の瞳ではない。魚類、鳥類、哺乳類、霊長類、あらゆる瞳がその腕には付いていて、統一性はない。
 そしてその瞳たちは、目的の『対象』を発見したのか一斉に制止する。
以下略 AAS



290: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2016/10/18(火) 02:07:20.00 ID:nZ3oq+wSo

『イラナイイラナイ……オネエチャンハ、イラナイ。

アツイシ、イタイシ……オネエチャンハ、タベラレナイネ』

以下略 AAS



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