419: ◆/D3JAdPz6s[saga sage]
2023/10/14(土) 21:06:34.74 ID:8AI6j1dyo
カツラ「わしがあんたらの立場ならば、きっと同じように考える」
カツラ「幸運なことに、そうするだけの意味がある繊細な案件だ」
420: ◆/D3JAdPz6s[saga sage]
2023/10/14(土) 21:10:15.51 ID:8AI6j1dyo
レンジャー「……あいつ、そのロケット団となにか関係があるんですか」
だが、カツラがその問いに答えることはなかった。
421: ◆/D3JAdPz6s[saga sage]
2023/10/14(土) 21:12:51.94 ID:8AI6j1dyo
カツラは話し合う面々の顔を、もう一度順繰りに見た。
何かを見定めようとしている目だった。
422: ◆/D3JAdPz6s[saga sage]
2023/10/14(土) 21:15:43.98 ID:8AI6j1dyo
アデク「……それは、あまり考えられんと思うがなあ」
そう言いながら、同意を求めるようにアロエの方を向く。
423: ◆/D3JAdPz6s[saga sage]
2023/10/14(土) 21:23:24.99 ID:8AI6j1dyo
カツラ「たしかに、あまり利益はなさそうに見える」
カツラ「だがそのロケット団の首領が、サカキという男だったことは知っているな」
424: ◆/D3JAdPz6s[saga sage]
2023/10/14(土) 21:25:05.33 ID:8AI6j1dyo
カツラが残念そうに言う。
カツラ「あげく、頭領のサカキが逃亡中だ」
425: ◆/D3JAdPz6s[saga sage]
2023/10/14(土) 21:27:33.20 ID:8AI6j1dyo
カツラ「公にはあまり知られてなかったはずだが」
アデク「ほーお」
426: ◆/D3JAdPz6s[saga sage]
2023/10/14(土) 21:32:36.60 ID:8AI6j1dyo
カツラ「当然ながら、金を生まない研究にも、高尚なだけの科学的探求にも、連中は興味を持たない」
カツラ「あの研究に連中なりの、だが極めて即物的な利益が見込めたというだけのことだ」
427: ◆/D3JAdPz6s[saga sage]
2023/10/14(土) 21:35:24.41 ID:8AI6j1dyo
だが、知っている気がする。
見たことがあるように思う。
428: ◆/D3JAdPz6s[saga sage]
2023/10/14(土) 21:36:36.14 ID:8AI6j1dyo
カツラはアロエ、アデク、レンジャーの顔をじっくりと見て、小さく頷く。
カツラ「あたりのようだな」
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