428: ◆/D3JAdPz6s[saga sage]
2023/10/14(土) 21:36:36.14 ID:8AI6j1dyo
カツラはアロエ、アデク、レンジャーの顔をじっくりと見て、小さく頷く。
カツラ「あたりのようだな」
カツラ「あんたらが遭遇したのは、『これ』で間違いないようだ」
アロエ「わかんないよ。ちゃんと見たわけじゃないし」
アロエ「でも……印象は同じ、かな」
レンジャー「はい……」
アデク「そうだな」
アデク「あいつ……で間違いないのだろうな……」
アロエ「だけど、ロケット団は壊滅したんだよね」
アロエ「今更、誰があの子を探すってんだ」
アロエ「もう放っておいて、好きにさせてやればいいじゃないか」
どこか個人的な怒りを滲ませながら、アロエが吐き捨てた。
アデクはアロエを制してカツラに目を向ける。
アデク「わしも、できることなら放っておいてやりたい」
カツラ「そう話が単純なら、こっちもコソコソしたりせん」
アデク「……だろうな」
アデク「残党がいれば、『出資したんだから』と権利を主張してくるかな」
カツラ「それも、力づくでな」
カツラ「さっきも言ったと思うが、おおむね壊滅したとはいえ首領だった男がまだ逃亡中だ」
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