396:名無しNIPPER[sage]
2016/11/05(土) 00:58:48.09 ID:BpsRZ4mmo
うーむ
乙
397:名無しNIPPER[saga]
2016/11/27(日) 23:24:47.69 ID:l/rfkXGJo
「それって」
私は思わず声を出したけど、その先を続けていいのかどうかもわからないことに気がつ
き、言葉をとぎらせた。会長の知り合いの女の子が嘘を言っているのでなければ、あった
398:名無しNIPPER[saga]
2016/11/27(日) 23:25:33.31 ID:l/rfkXGJo
「まあ、唯さんのしたことを副会長が知らなかったとしたら、自分の妹に悲しい思いをさ
せた優に復讐しようとしたのかも」
「それほどのことですかね。振ったとか振られたとかは、今でも普通にあるのに」
399:名無しNIPPER[saga]
2016/11/27(日) 23:26:21.56 ID:l/rfkXGJo
もともと夕也君が遠くに離れてしまい、あたしがメールでそれっぽいことをいっぱい書
いてあげても、あいつからは冷たいおざなりな返事しか来なかったことが発端だった。東
北なんかに行ってしまった夕也君のことに、それほど執着していたわけではないけど、遠
く離れた地で勝手に彼女を作らないように釘を刺してみたのだ。なのに、夕也君ときたら。
400:名無しNIPPER[saga]
2016/11/27(日) 23:27:02.00 ID:l/rfkXGJo
それでもほぼ毎日、放課後に生徒会活動に参加しなければならなくなったあたしにとっ
て、一番一緒に長い時間を過ごさなければいけないのが生徒会長だった。なので、あたし
は生徒会長に対して自分の精一杯の可愛らしい表情をいつも向けるようにした。端的に言
うと会長に媚びて見せたのだ。異性としての魅力は全く感じていなかった会長だけど、一
401:名無しNIPPER[saga]
2016/11/27(日) 23:28:13.19 ID:l/rfkXGJo
同じ役員の女の子たちとも放課後よくお喋りするようにもなった。前の友だちと違って
カラオケやショッピングに行ったりというわけにはいかなかったけど、生徒会室で彼女た
ちと話をしていると頭のいい女の子たちでもお喋りの内容は前の友だちとあまり変らない
んだなとあたしは思った。
402:名無しNIPPER[saga]
2016/11/27(日) 23:29:13.52 ID:l/rfkXGJo
生徒会に入るまでほぼビッチ扱いされていたあたしは、その頃清楚な生徒会の役員の女
の子として扱われるようになっていたので、今ではそういう風に見られている自分に十分
満足していた。あたしは成績のいい生徒会の役員たちにも仲間扱いされていたし、生徒会
役員や役員以外でも成績優秀な男の子たちにも何度か告白されるくらいに人気もあった。
403:名無しNIPPER[saga]
2016/11/27(日) 23:29:52.41 ID:l/rfkXGJo
数日後、あたしは先生から生徒会長への用件を伝えるために、生徒会室を出て会長を探
す羽目になった。もう会長のことは念頭にはなかったのでそれは単なる副会長としての用
事に過ぎなかったのだけど、この時間には会長は二見さんと二人で図書室で過ごしている
はずだったので、いくら図々しいあたしでもさすがに少しそれを邪魔することに気が引け
404:名無しNIPPER[saga]
2016/11/27(日) 23:31:56.68 ID:l/rfkXGJo
その時図書室のドアが開き中から出てきた会長があたしに声をかけた。
「副会長。ここで何してるんだ」
405:名無しNIPPER[saga]
2016/11/27(日) 23:35:18.61 ID:l/rfkXGJo
こうして見るとこの三年生は会長や生徒会の人たちの仲間のようには見えなかった。ど
ちらかというと先輩の仲間のように見えたけど、それでもこの見知らぬ三年生は迷わず生
徒会長を助けたのだった。
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