末妹「赤いバラの花が一輪ほしいわ、お父さん」(最終章と後日譚)
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466:名無しNIPPER[sage]
2017/03/10(金) 23:39:51.02 ID:bjl/fpKvO
待ってる


467: ◆54DIlPdu2E[saga]
2017/03/12(日) 01:36:24.05 ID:bgu+yfMr0
……

師匠「王様……国王陛下」

王「……なんだ、貴様か」
以下略 AAS



468: ◆54DIlPdu2E[saga]
2017/03/12(日) 01:37:41.94 ID:bgu+yfMr0
王「俺を王にしたのが一番の間違いだ」

師匠「……」

王「ふん、わかっている、王になってからの振る舞いを言っているとは」
以下略 AAS



469: ◆54DIlPdu2E[saga]
2017/03/12(日) 01:39:25.02 ID:bgu+yfMr0
王「人一倍ひ弱な赤ん坊だと知った時から、新たな子供を成さねばと思ったが、妃には拒まれた」

王「あの女はもともと義務で世継ぎを産んだのだ、身籠り、産むという苦痛を、俺相手にこれ以上は味わいたくなかったのだろう」

王「だったら期待するのは孫しかないだろう?」
以下略 AAS



470: ◆54DIlPdu2E[saga]
2017/03/12(日) 01:40:31.41 ID:bgu+yfMr0
王「……ふむ、魔法使いとしての罪か」

王「くくくく……本当に馬鹿馬鹿しい、全てはくだらない……はーっはっは……」

師匠「何がそんなにおかしいのだ」
以下略 AAS



471: ◆54DIlPdu2E[saga]
2017/03/12(日) 01:42:53.09 ID:bgu+yfMr0
師匠「我々でさえ直接顔を合わせることは滅多にないお方ではあるが」

王「そして小国王家の監視者の長でもある」

王「子子孫孫が自分の教えを忘れ去っても、自分の願いとは異なる振る舞いをしても、見守るだけで放置せよ、と」
以下略 AAS



472: ◆54DIlPdu2E[saga]
2017/03/12(日) 01:43:49.21 ID:bgu+yfMr0
王「挙句の果て、今こうして民の反乱に屈し……死を待つ身になった」

王「王妃も、同じように死んで行くのだろう?」

師匠「……ああ」
以下略 AAS



473: ◆54DIlPdu2E[saga]
2017/03/12(日) 01:45:16.26 ID:bgu+yfMr0
王「……なんてな、俺の遺言をあれに伝える義務は貴様にはない、好きにしろ」

師匠「……」

王「またその顔か」
以下略 AAS



474: ◆54DIlPdu2E[saga]
2017/03/12(日) 01:46:23.93 ID:bgu+yfMr0
師匠「っ!?」

幹部1「……幹部4、あのままでは王の暗示も、偽りの記憶も解けるところだった」

幹部2「君の集中力が乱れて、この場の魔力に影響を与え始めていたのだ」
以下略 AAS



475: ◆54DIlPdu2E[saga]
2017/03/12(日) 01:47:30.36 ID:bgu+yfMr0
幹部2「王子に……罰を宣告するのだな」

幹部1「やはり幹部4しか出来ない役目だ」

師匠(王子……菫花……)
以下略 AAS



476: ◆54DIlPdu2E[saga]
2017/03/12(日) 01:48:43.70 ID:bgu+yfMr0
師匠「そして、我々がお前達親子に何をしたか、改めて知らされたのだ」

王子「……」グス

師匠(顔は覆ったままだが……泣いているな、当然だ)
以下略 AAS



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