末妹「赤いバラの花が一輪ほしいわ、お父さん」(最終章と後日譚)
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467: ◆54DIlPdu2E[saga]
2017/03/12(日) 01:36:24.05 ID:bgu+yfMr0
……

師匠「王様……国王陛下」

王「……なんだ、貴様か」

王「看守達もいなくなり、ようやく一人になれると思ったが……よりにもよって貴様とは」フン

師匠(記憶の中では彼もそれなりの獄中生活を送っているはずだが)

師匠(こういう所は相変わらず)

王「で……余に何の用だ?」

師匠「私ごときでも、しばし話し相手にでもなれれば、と」

王「ごとき、ね」

王「はん、学校でも成績優秀だった上に魔法の才能もあった貴様が何を言う」

王「どうせこの場に二人きりなのだ、『俺』を王とは思うな、昔の調子で口を聞いて構わん」

王「それとも、それもできないほどの臆病者だったか?」

師匠「……」フゥ

師匠「わかったよ、『君』はもう少し消沈していると思ったが……『学友』」

王「ははは、それで良い……」

王「……くだらんよな」

師匠「?」

王「俺の一生がだ、どうせ貴様もそう思っているのだろう?」

師匠「……くだらないかどうかはわからない、が……正直に言って、君は道を誤った、とは思う」




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