末妹「赤いバラの花が一輪ほしいわ、お父さん」(最終章と後日譚)
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◆54DIlPdu2E
[saga]
2017/03/12(日) 01:45:16.26 ID:bgu+yfMr0
王「……なんてな、俺の遺言をあれに伝える義務は貴様にはない、好きにしろ」
師匠「……」
王「またその顔か」
王「くく、本当に貴様は面白い、俺が嫌いなのではなかったか?」
王「貴様が本当のところ何を思っているかは知らん、しかし」
王「俺は……妙だな、貴様の前では己を取り繕う気が失せるのだ」
王「貴様は身分が低いのに、子供の頃から俺を恐れも媚もせず堂々と振舞っていた、他の人間を前にしたのと同じように」
王「羨ましかった、貴様は頭も良いし才能もある、しかし……それ以上に貴様の強さが羨ましかった」
師匠「な、何を言うんだ」
王「こいつは状況的に他人だの運命だのに振り回されていても、自分の今の全てを自分の責任にできるのだろう」
王「いつも……周囲の連中、親、先祖、立場、とにかく全てを他者のせいにしてきた俺とは違うのだ、と」
王「異国の学校で出会った時からそう思っていた」
王「貴様のような人間になりたかったと……牢獄に来てからはその想いが強くなって」
師匠「学友」
王「……時間があれば、時間をかければ、いつでも変われる」
王「しかし、もう俺に時間はない」
王「全ては遅い、遅かったのだ……」
師匠「学友、君は」
幹部3「幹部4!!」
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