末妹「赤いバラの花が一輪ほしいわ、お父さん」(最終章と後日譚)
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475: ◆54DIlPdu2E[saga]
2017/03/12(日) 01:47:30.36 ID:bgu+yfMr0
幹部2「王子に……罰を宣告するのだな」

幹部1「やはり幹部4しか出来ない役目だ」

師匠(王子……菫花……)

師匠(いま我々が、いや、儂がお前にしてやれることは他にはない)

師匠(しかし……儂はお前の師匠として責任を取ろうと思う)

師匠(贖罪のさ中にいる間は見守るしかできないが)

師匠(子孫を見守る立場に徹した故に、長い年月を苦悩されたギルド長のようにな)

師匠(両親と違うのは、お前は贖罪を終えたら自由になれるのだ)

師匠(既に図書館の娘もいない世界だが……それでも、お前の幸せを……)

…………

……………………

…………

王子「…………」

師匠「……これが、お前の両親の最期だ」

師匠「ギルド長……かつての英雄王は、小国の民がどうにか無事に暮らして行く姿を見届けると、永遠の眠りにつかれた」

師匠「舞踏会の夜から5年後のことだ」

師匠「不老長寿の身ではあったが、いつでも死ぬ事は出来たのだ」

師匠「ただ、魔物の血を子孫に残した責任感から、監視役の立場を選ばれた……」

王子「…………」

師匠「……衝撃だろうな、まさか英雄王が、お前の生まれた時代まで生存していたとは」



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