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とあるバイセクシャルのチラ裏戦記5:30代の一歩
- 573 : ◆ijxboO81y6 [sage]:2017/07/08(土) 01:24:11.29 ID:2WkqT/pl0
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Cの話が途切れた。少しのあいだ沈黙が続く。
「ねぇ」
甘えるような声で囁いてみた。
「ん?」
私のトーンが変わったことに怪訝そうに答えるC。
「あのね」
「うん」
「好きだよ?」
なるべく可愛く聞こえるように頑張った。
「……ばっ、ばか、急になに」
「好き」と言うと、焦ったような照れたような表情が帰ってくるのが楽しくて、こうやって脈絡もなく「好き」って言ってみたりしていた。
「なんで馬鹿っていうの?」
「……だって、付き合ってる人がいるでしょう?同居人さんもいるし」
「でも、Cのことが好きなのは本当だよ?」
これで、追い討ちをかけてるつもり、焦った声が可愛いかったから。
大人のCが焦って照れる姿を見るのが好きだった。
でも、好きなのは本当だけれど、恋愛としては無自覚で、おまけに相手は大人だから大丈夫だと無邪気に思ってた。小悪魔っぽく見えるかななんて気持ちもあったかもしれない。
「…………だって……付き合ってる人がいるじゃないか………」
またCが繰り返す。
押し殺しすような、唇を噛むような、そんな声に、何かやりすぎたなと反省する。Cと彼は全然違うのになと思いつつ、これ以上言葉を重ねたらよくない気がして会話を終わらせることにする。
「ん、ごめんね、忙しいのに色々教えてくれてありがとうね」
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