過去ログ - 【叫ぶような声も】能力者スレ【無痛になっていく】
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13:名無しのパー速民[saga]
2018/08/09(木) 17:27:04.03 ID:xLeI5wdYO
>>11

【或いは奇妙な雄弁さを持って、イーレイは語るのだろう。それを満足そうに嵯峨野は眺めて】
【皮膚を蹂躙する指先の感覚。たおやかな指先を持ってして、貴女の神経を根こそぎ奪い取るように】
【耳の裏側と首すじと、触診でもするように触って見せた】
以下略



14: ◆S6ROLCWdjI[sage]
2018/08/09(木) 17:27:05.25 ID:iLYpaivE0
>>12

………………………………?

【撫ぜられる感覚をはっきり認識するのにも時間がかかった、だってここに来てから】
以下略



15:タオ=イーレイ ◆auPC5auEAk[saga sage]
2018/08/09(木) 17:53:41.72 ID:ROo/6Q+F0
>>13

っ……ふ、ぁ――――ッ

【指が撫ぜる。耳を撫ぜる。首を撫ぜる。滑らかに、手慣れた手つきで、温かく、ゆっくりと】
以下略



16:名無しのパー速民[sage saga]
2018/08/09(木) 18:22:40.56 ID:xSkVyWoQ0
>>14

【顔にかかる髪の毛を優しい指先がそっと退かす。そうしたらちょっと揶揄うみたいな温度で頬も撫でるんだろう。柔らかな歌声も刹那止んで】
【小さく笑うような吐息。また歌ってやる。自分もいつか聞かせてもらった歌声だった。――蛇の神様に歌ってもらった子守歌。だから、人間の言葉じゃないけれど】
【かといって蛇に言語はないから。だからそれは蛇の神様にしか歌えない曲で間違いないんだろう、信仰を得て言葉を手に入れた蛇から見た、世界のかたち】
以下略



17:名無しのパー速民[saga]
2018/08/09(木) 18:33:57.89 ID:xLeI5wdYO
>>15

【──── 初めて嵯峨野は笑った。それは形骸的な笑いではなく、本質的な笑いであった】
【然してそれは笑いと呼ぶには、あまりにも醜悪な笑みとなって】
【彼は残酷な愉悦をそこに残していた。沈黙こそが肯定であって】
以下略



18: ◆S6ROLCWdjI[sage]
2018/08/09(木) 18:36:17.86 ID:iLYpaivE0
>>16

【抱き留められたらほんの少しの間だけ、安堵しきったような顔をした】
【現実ではまだなんにも解決していないのに。それでも全部救われたみたいな顔して】
【しばらく鈴音の胸元ですんすん泣き続けていた、――――けど、】
以下略



19:名無しのパー速民[sage saga]
2018/08/09(木) 19:00:15.66 ID:xSkVyWoQ0
>>18

【抱き留めるなら暖かいんだろうか。吐息のたびに胸元が膨らむんだろうか。それが虚構じゃないっていう証拠はなくて、ああでも、けれど、】
【彼女はずうっと人間じゃなかった。ヒトじゃないくせにヒトのフリをして生きてきた。だからへし折れてしまった。こんなところまで来てしまって】
【見やる地平線はどこまあでも続く空と地面の平行線を示す、ならどうしたって交じり合えない真ん中に居るのを嫌でも意識させられ】
以下略



20: ◆S6ROLCWdjI[sage]
2018/08/09(木) 19:14:35.28 ID:iLYpaivE0
>>19

ふつう……。…………、……たのしかった?
そっか、楽しんでたところをわざわざ見つけちゃったんだアイツ……。
つくづく間の悪いヤツだよネ、……帰ったら文句言っとくから。だから……
以下略



21:タオ=イーレイ ◆auPC5auEAk[saga sage]
2018/08/09(木) 19:17:28.24 ID:ROo/6Q+F0
>>17

…………!?

【仮面ではない、本心からの笑み。それはイーレイにも良く分かった――――だが、その笑みに何か、底冷えするものを感じさせられる】
以下略



22:名無しのパー速民[sage saga]
2018/08/09(木) 19:37:02.14 ID:xSkVyWoQ0
>>20

……学校行って、お勉強をしたの。お弁当を食べて。全然わからなかったけど。クレープを食べて……。

【背中を優しく擦る手の仕草を繰り返す、そうして紡ぐのはそれこそ本当に普通だった、こんな世界であっても、どこかにはありふれている日常】
以下略



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