192:名無しのパー速民[sage saga]
2019/05/05(日) 23:17:03.14 ID:AkDEdh7Z0
>>191
【土煙が晴れると、瓦礫の山の中からイストがゆっくりと立ち上がるのが見えるだろうか】
【瓦礫の雨に見舞われた朔夜の方を少し心配そうに見やる、その気遣いは表情だけ。身体は刀をだらりと垂らし、構えなど一つも取っていない】
【――見て取れるのは、明らかな油断と侮りだ。銀の靄の先にいる何かが、ざまあみろ、と――そんな子供じみた感想を、イストの身体で表していて】
193:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(中部地方)[sage saga]
2019/05/06(月) 00:02:50.52 ID:70AwD7qX0
前々>>726-727(ロッソ)
>>46(カニバディール)
【長い、長い話だった。これまで起きてきた出来事をさらに濃く煮詰めたような、小難しく仄昏いストーリー】
【だが完全な暗闇ではない。灯火は確かにあった。少なくともロッソがいた未来では】
194:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(中部地方)[sage saga]
2019/05/06(月) 00:03:54.69 ID:70AwD7qX0
>>(ロッソ)
>>(カニバディール)
【そしてもう一度、ロッソに視線を向ける。そうだ、彼はロッソだ】
【自分が知らない未来を知っていようが、妙に老けてようが──それでもロッソだ】
195:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(不明なsoftbank)[sage saga]
2019/05/06(月) 00:09:20.57 ID:2duC5ev70
>>192
【絵本を読み聞かせる屍。椅子で寛ぐ屍。在りし日の亡霊の暮らし向きをありありと連想させる、死骸の配置】
【人々を無惨に殺し回りながらも、人並みに怒り、侮り、怯える──無垢ゆえの残虐性。まるで子供と言うよりは、これはもう、明らかに】
【『人でなし』を標榜する人斬りとて、なにも木の股から生まれ落ちたというわけではない。やり切れない、とばかり、朔夜は一つため息を吐いて】
196:名無しのパー速民[sage saga]
2019/05/06(月) 00:36:11.53 ID:JqGEkMs70
>>195
【限界を超えた駆動に悲鳴を上げる身体――しかしながらその刹那、それを凌駕するほどの高揚によって、イストは痛みを忘れていた】
【自分でも制御できず放たれる一閃、その重みが消えてゆく。その貌に浮かぶのはやはり、この女らしい場違いな笑みなのだ――】
197:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(不明なsoftbank)[sage saga]
2019/05/06(月) 01:28:41.53 ID:2duC5ev70
>>196
【酸鼻極まる光景と、それに相反する、無邪気な仕草】
【幾百、幾千の夜の孤独が、如何様にこの幼子の正気を蝕み、この凶行に至らしめたかは、部外者である彼女には知る由もないことだ】
【だが、類推することはできる。寒さに凍える夜。ほんの一時の、体温を持つ人間の暖かさ。死ねばやがて喪われる熱。ぶり返す孤独】
198:名無しのパー速民[sage saga]
2019/05/06(月) 01:57:47.93 ID:JqGEkMs70
>>197
【朔夜が席に付いても、なんら異変は起こらないだろう。ただ朔夜がもし、姿見の方を向いたならば】
【その鏡の中でだけ、白骨死体のある席にあの少年が居て、嬉しそうに朔夜へ笑いかけるのが見えたはずである】
【飲み食いを行っても体に異常はない。――黄泉路に囚われるなんてこともなく。ただ、甘さとほろ苦さが口腔を満たすだろうか】
199:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(不明なsoftbank)
2019/05/06(月) 02:01:22.92 ID:2duC5ev70
>>198
//お疲れ様でした。お付き合いいただきありがとうございましたー!
200: ◆KP.vGoiAyM[sage]
2019/05/07(火) 02:16:05.19 ID:SUNGDIGM0
>>193
あんなぁ…お前は本当に…
【頭を抱え、自分の髪を掻きながらなんとも残念そうに彼は言う】
201: ◆zlCN2ONzFo
2019/05/09(木) 21:47:55.96 ID:H4FTfFYv0
>>174
「安堵するがいい、本当さ」
「君は、いや、我々はそう成れる」
「……そして、世界が、我々の実力の前に平伏するだろう」
202: ◆Kh0dBGYsiPBw[sage saga]
2019/05/10(金) 00:15:57.81 ID:EaKy239Z0
>>201
【ふ、と笑みを浮かべた道賢。善弥は安心したような表情を浮かべて微笑んで】
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