【枯れても走ることを】能力者スレ【命と呼べ】
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200: ◆KP.vGoiAyM[sage]
2019/05/07(火) 02:16:05.19 ID:SUNGDIGM0
>>193

あんなぁ…お前は本当に…

【頭を抱え、自分の髪を掻きながらなんとも残念そうに彼は言う】

俺たちはクソッタレな世界で戦わなきゃならなかった。なにより、自分と向き合わなきゃならなかったんだよ
ロックンロールってのはそういうものでもある。…まあ、オマエには難しかったようだけどな


【ミラはほとんど未来でも今と変わらない調子で、集ったアホどものケツを蹴り上げる役だった】
【ドアを閉める音も歩く音もうるせぇからどこに居るのかすぐにわかった】
【言う通り、俺が仲間とレコードをかけているとやれ「辛気くせえ」だとか「ノレねえ」とか文句を言って】
【ラモーンズだとかガンズだとかに替えられたものだ】
【こいつが居たことが俺の少ない幸運の一つだろう】

オマエのそういう所に、俺も助けられてた。それには感謝している。
20年後はミラの能天気なところにすらすがりたくなるほど地獄ってことさ

【いや、こっからはカニバディール向けの話なんだが、あれだ。別に“アイツ”に似てるからちょっととか】
【そういうのは無いからな。確かに雰囲気ちょっと似てるって思うときもあるが、アイツはアホじゃねえし】
【それに俺も20年もうだうだとしているような人間でもねえ。20年は世界が変わるには早すぎるが】
【一人の人間が変わるには十分な時間だろう】
【つーわけで、カニバディール。よろしく頼む】

そっから先のことはお嬢にバトンタッチだ。

【「俺は疲れた」とタバコを咥え、すでに何本目かのそれに火をつけた】


えっ?……あ、はい。失礼、食事がまだなもので


【すっかり、聞き役に回っていた霧崎はこの隙に鯛茶漬けを食べていたのだ】
【「なんで今振るんだよ」という恨めしそうな目線をロッソに送ったあと、箸をおいて】

あー……それで、まあ私も手を考えました。
私はイスラフィールの手の者と接触しました。接触されたというべきでしょうか。
…事が順当に行けば、新楼市の次の市長は私になるでしょう。

ミラさんが私を円卓の中心まで重用していただけるよう手を回してくれれば――
円卓内部でも、水の国の政治ゲームにおいてもそれなりに上手く立ち回ることができるでしょう。
……私が狙うはイスラフィールと同等、水の国最高議員の席です。

現在、水の国の政治において優位なのは黒幕派でしょう。寝首をかかれた円卓は慌てて
それを取り返そうとしている。それを利用します。円卓の影響力を増大させ黒幕を抑える。
しかしその円卓派は実際には我々の手の者―『王妃派』とでもしましょうか。

イスラフィールを失脚させる。私が今考えているのは此処までです。

黒幕が次に何をするか…は今の所掴めていません。先にタイムマシンを完成させれば
確実に何らかのアクションを起こすはず。


/テンポアップのため先にレスをしておきます!


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