173: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2023/01/18(水) 21:04:57.84 ID:1Gm0czzm0
ギルガルドは、それを“シールドフォルム”で受け止めながら──不思議な動きを始める。
盾の後ろで、自身の刀身を振るような──
174: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2023/01/18(水) 21:05:31.68 ID:1Gm0czzm0
栞子「“うらみつらみ”!」
「ゾロアーーークッ…」
175: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2023/01/18(水) 21:06:14.21 ID:1Gm0czzm0
私はギュッとボールを握り込む。
自分が弱いことは……自分が一番わかっている。
176: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2023/01/18(水) 21:07:02.36 ID:1Gm0czzm0
ランジュ「だから、強い人に守ってもらえばいいの。栞子が戦う必要なんて最初からないのよ」
栞子「……どうして──どうして、ランジュはいつも……私の話を聞いてくれないんですかっ……! 龍神様のことだって……解放したら大変なことになってしまうと何度も言ったのに……!!」
177: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2023/01/18(水) 21:07:45.12 ID:1Gm0czzm0
ランジュ「……無理よ。栞子じゃ……私には勝てない」
栞子「ま、まだです……!!」
「ワォ、ンッ…!!!」
178: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2023/01/18(水) 21:08:17.93 ID:1Gm0czzm0
よろけるウインディ。
体がゆっくりと傾き、崩れ落ちそうになったが──
179: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2023/01/18(水) 21:08:49.06 ID:1Gm0czzm0
しかし、サザンドラの首は3つある。両サイドの首から“りゅうのいぶき”を噴き付けられる。
でも、それでも──
180: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2023/01/18(水) 21:09:23.91 ID:1Gm0czzm0
ウインディは弱々しく鳴きながら、私の頬をペロりと舐めた。
栞子「ありがとうございます……ウインディ。……よく頑張りましたね……」
181: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2023/01/18(水) 21:09:56.01 ID:1Gm0czzm0
ランジュは絞り出すように言いながら──手から、“みどりいろのたま”を地面に放る。
栞子「……ランジュ……?」
182: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2023/01/18(水) 21:10:43.73 ID:1Gm0czzm0
ミア「…………なんだよ。同情か?」
リナ『そうじゃない。ミアちゃんの育てたポケモンは、攻撃、防御、素早さ、技や細かい調整も、全部完璧だった。だから、そんなに自分を卑下しなくてもいい』 || ╹ ◡ ╹ ||
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