173: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2023/01/18(水) 21:04:57.84 ID:1Gm0czzm0
ギルガルドは、それを“シールドフォルム”で受け止めながら──不思議な動きを始める。
盾の後ろで、自身の刀身を振るような──
栞子「……!?」
攻撃技をしてくると思っていたので、一瞬何をしているのかで困惑してしまったけど──すぐに思い至る。
栞子「……しまった……!? “つるぎのまい”……!?」
あえてマルマインの攻撃を受け止め──その隙に“つるぎのまい”で自身の攻撃力を上げていたんだと気付いたときには、もうすでに遅く、
ランジュ「“かげうち”!!」
「ガルドッ」
「マインッ…!!!?」
栞子「……っ! マルマイン……!!」
上昇した攻撃による、高速の一撃がマルマインに直撃し、
「マ、マイン…」
“クロロブラスト”による自分へのダメージもあったマルマインは、戦闘不能になってしまった。
栞子「も、戻ってください……!」
「マイン…──」
ランジュ「やっぱり、読みと言っても完璧じゃないわね」
栞子「……く……」
そう言う間にも、
「ガルド…」
ギルガルドは“たべのこし”で自身の体力を回復しながら待っている。
早く次のポケモンを出さないと……!
栞子「お願いします! ゾロアーク!」
「ゾロアーーク…」
私は3匹目──ヒスイのすがたのゾロアークを繰り出す。
あくタイプである本来のゾロアークと違って、ヒスイのすがたはノーマル・ゴーストタイプ。
このタイプなら、攻撃力が強化された“かげうち”で一方的にやられることは防げる。
さらに、こちらのゴーストタイプの技を“のろいのおふだ”で強化している。
栞子「“シャドーボール”!!」
「ゾロアーーク…!!」
ランジュ「“キングシールド”!」
「ガルド」
当然の如く、ギルガルドは“シールドフォルム”に戻って攻撃を受け止める。
でも、ギルガルドの戦い方を考えれば、ここまではわかり切っていること。
勝負はここから……!
「ゾロアーーーク…」
ゾロアークから紫色の呪いのオーラが溢れ出す。
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