178: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2023/01/18(水) 21:08:17.93 ID:1Gm0czzm0
よろけるウインディ。
体がゆっくりと傾き、崩れ落ちそうになったが──
「ワォンッ…!!!」
栞子「ウインディ……!」
ランジュ「……!」
ウインディは持ちこたえ、
「ワォーーーンッ!!!!!」
“かえんほうしゃ”でサザンドラに反撃する。
「サザンッ…!!!」
猛烈な火炎で押し返しながら、再びウインディが走り始める。
栞子「まだ……まだです……!」
歩夢「栞子ちゃーん! 頑張ってー!!」
せつ菜「栞子さん!! まだチャンスはありますよ!!」
かすみ「しお子ーー!! 諦めちゃダメだよーーー!!」
栞子「はい……!!」
私は皆さんの声援に頷く。
ランジュ「……何よ。……私の言葉は……聞いてくれないのに……なんで……」
栞子「ランジュ……! 私は何を言われても、途中で諦めたりしません……!」
ランジュ「…………サザンドラ……“ドラゴンダイブ”」
「サザンドーーーラッ!!!!」
急にサザンドラが──猛スピードで、ウインディに向かって落下してきた。
「ワォンッ…!!?」
栞子「ウインディ……!?」
急なことに全く対応出来ず、ウインディはサザンドラにのしかかられるように組みつかれ──
ランジュ「“りゅうのはどう”」
「サザンドーーーラッ!!!!」
至近距離で“りゅうのはどう”が炸裂する。
ランジュ「……だから言ったでしょ……栞子は私には勝てない」
「ワ、ォォォン…!!!」
栞子「まだ……まだですっ!!!」
「サザンッ…!!!?」
ランジュ「な……!?」
ウインディはボロボロになりながらも、サザンドラの真ん中の首に噛みつき、抵抗を続ける。
ランジュ「しつこい……!!」
「サザンッ…!!!!」
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