182: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2023/01/18(水) 21:10:43.73 ID:1Gm0czzm0
ミア「…………なんだよ。同情か?」
リナ『そうじゃない。ミアちゃんの育てたポケモンは、攻撃、防御、素早さ、技や細かい調整も、全部完璧だった。だから、そんなに自分を卑下しなくてもいい』 || ╹ ◡ ╹ ||
ミア「……お前に何がわかるんだよ」
リナ『わかる。私はポケモン図鑑だから。ミアちゃんの育てたポケモンがどれだけ強かったのかは、数値を見れば一目瞭然』 || ╹ ◡ ╹ ||
ミア「じゃあ……なんで、ランジュはいなくなったんだよ!!!」
リナ『それはわからない。でも、ミアちゃんが自分を責める必要は全くない。自信を持っていい』 || ╹ ◡ ╹ ||
ミア「……っ!! お前なんかに何がわかるんだよっ!!! ただの機械の癖に……!!」
ミアちゃんが振るった手が、近くを飛んでいたリナちゃんのボディを弾く。
リナ『わわ……!?』 || ? ᆷ ! ||
侑「リナちゃん……!?」
ミア「あ……っ」
ミアちゃんもさすがに手が出てしまったことに、動揺を見せるが──
ミア「まだ……何も証明、出来てないのに……っ……」
唇を噛み締めて、その場から走り去ってしまった。
かすみ「もう……なんなんですか、あれ」
侑「リナちゃん、平気?」
リナ『平気……。……私、もしかして無神経なこと、言っちゃったかな……』 || 𝅝• _ • ||
せつ菜「そんなことは、ないと思いますけど……」
かすみ「うまく行かなくって、ムキーってなっちゃってただけでしょ。別にリナ子が気にするようなことじゃないって」
リナ『うん……』 || 𝅝• _ • ||
侑「…………」
歩夢「とりあえず……私たちも外に出る……?」
歩夢の言葉にしずくちゃんが頷きながら、『それがいいかもしれません』と筆談する。
栞子「…………」
歩夢「栞子ちゃん……大丈夫……?」
栞子「え……あ、はい……」
栞子ちゃんも、あまりに急なことだったため、頭が追い付いていない様子だった。
せつ菜「とりあえず……今後どうするかは研究所に戻って話しましょうか」
侑「そうだね……一旦、セキレイに戻ろう」
全員で頷き合い、私たちはクリスタルケイヴを後にする。
五番勝負は……惜しくも負けてしまったけど……期せずして、事態は……解決……したのかな……?
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