176: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2023/01/18(水) 21:07:02.36 ID:1Gm0czzm0
ランジュ「だから、強い人に守ってもらえばいいの。栞子が戦う必要なんて最初からないのよ」
栞子「……どうして──どうして、ランジュはいつも……私の話を聞いてくれないんですかっ……! 龍神様のことだって……解放したら大変なことになってしまうと何度も言ったのに……!!」
ランジュ「……話を聞いてくれないのは……栞子だって同じじゃない」
栞子「……え」
ランジュが──酷く寂しそうに、言った。
ランジュ「サザンドラ、出てきなさい」
「──サザンドーラ…!!!」
ランジュ「……そんなに続けたいなら……わからせてあげる。栞子は自分で戦う必要なんかないって……」
栞子「…………」
ランジュ「それで……もう戦わなくなるんだったら……。栞子に戦いなんて向いてないって……ちゃんと、わからせてあげるから……」
ランジュが一体、何を考えているのか……私には理解出来なかった。
ですが、戦いは最後の局面へと移っていく……。
🔖 🔖 🔖
ランジュ「“サザンドラ”! “あくのはどう”!!」
「サザンドーーラッ!!!!」
栞子「“いわなだれ”!!」
「ワォンッ!!!!」
再び前方に岩を降らせ、壁を作って攻撃を防ぐ。
だけど、
ランジュ「“りゅうのはどう”!!」
「サザンドーーラッ!!!!」
ランジュは立て続けに攻撃をし、岩石の壁を吹き飛ばす。
栞子「っ……! ウインディ、走ってください……!」
「ワォンッ…!!!」
狙いを付けられないように、ウインディが走り回り始める。
ランジュ「逃がさないわ……! サザンドラ!!」
「サザンドーーラッ!!!!」
ランジュの指示と共に、サザンドラの3つの口に、光が集束され──
ランジュ「“ラスターカノン”!!」
「サザンドーーーラッ!!!!」
光が一閃し、
「ワォンッ…!!!!」
栞子「ウインディ……!!」
ウインディを撃ち抜く。
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