ダンテ「学園都市か」前時代史(仮)
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106:名無しNIPPER[sage saga]
2022/03/22(火) 01:07:00.98 ID:XVB8s0iW0
武の探求に全てを捧げる姿は、武人気質な悪魔たちの信奉をも獲得した。
また彼の経歴もその人気に拍車をかけていた、
スパーダは侵犯者の第一世代ではなかったからである。

魔帝や覇王、アビゲイルらは
以下略 AAS



107:名無しNIPPER[sage saga]
2022/03/22(火) 01:07:47.87 ID:XVB8s0iW0
そんな孤高の姿もまた一部の悪魔たちからは憧れとされたが、
彼自身はそういった周囲からの熱意にも無関心だった。

そもそも当時のスパーダは、他者の生命や人格そのものに無関心だった。
彼の行動を支配していたのはひたすらな武の探求願望、
以下略 AAS



108:名無しNIPPER[sage saga]
2022/03/22(火) 01:08:17.45 ID:XVB8s0iW0
またもう一つ、その性格において魔帝や覇王とは大きく異なる点があった。

かの二柱は保身の塊であったが、
スパーダにはそれが無いも同然だったのである。
彼にとっては力の探求こそが全てであり、
以下略 AAS



109:名無しNIPPER[sage saga]
2022/03/22(火) 01:08:51.38 ID:XVB8s0iW0

このように三柱はそれぞれのやり方で、
基本的には欲求に忠実に活動し、魔界を意のままにした。

もちろん下々がその状況を全て受け入れたわけではない。
以下略 AAS



110:名無しNIPPER[sage saga]
2022/03/22(火) 01:09:19.03 ID:XVB8s0iW0
16 強者の悩み

ロキとロプト。
分離したとはいえ、その力が消滅したわけではない。
大元のエーシルを鑑みれば、隠遁した今もなお
以下略 AAS



111:名無しNIPPER[sage saga]
2022/03/22(火) 01:09:45.52 ID:XVB8s0iW0

こうして侵犯者たちは、ある段階で外的な活動を控え、
自身の力の完全なる制御方法を模索することとなった。
人間界への本格的な介入、すなわちエーシル=ロキへと挑む前に
まずはこちらを解消しようと。
以下略 AAS



112:名無しNIPPER[sage saga]
2022/03/22(火) 01:10:19.94 ID:XVB8s0iW0
これは完全な解決方法ではなかった。
器を二つにしたことで単に許容量を増やしたというだけであり、
言ってしまえば肥大による自己崩壊を先送りにしただけだった。

とはいえ、当分はこれで安泰であり、
以下略 AAS



113:名無しNIPPER[sage saga]
2022/03/22(火) 01:10:51.40 ID:XVB8s0iW0
このナイトメアを生み出す際、
肥大による自滅の阻止という本来の目的のほかに、
魔帝にはもう一つの狙いもあった。
さらなる武力である。

以下略 AAS



114:名無しNIPPER[sage saga]
2022/03/22(火) 01:11:28.00 ID:XVB8s0iW0
なぜ制御不能となってしまったのか、
それは根本的な魔帝の性格が原因だった。

スパーダが編み出したこの手法は、
力と魂を分けた「分身」を造りだすことであったものの、
以下略 AAS



115:名無しNIPPER[sage saga]
2022/03/22(火) 01:11:54.75 ID:XVB8s0iW0
彼の「創造」は理論上限界がなく、
彼自身を上回る力すらも創ることが可能だった。
スパーダのように真の「分身」としてナイトメアを造り出していたら、
魔帝の武は遥かに増していたはずだった。

以下略 AAS



116:名無しNIPPER[sage saga]
2022/03/22(火) 01:12:22.37 ID:XVB8s0iW0
もともとスパーダの手法以外にも、
一つ有効と思われる手段が存在していた。

人間界に在る「世界の目」である。
事象を確定させるオリジナルたるOMNEの力、
以下略 AAS



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