111:名無しNIPPER[sage saga]
2022/03/22(火) 01:09:45.52 ID:XVB8s0iW0
こうして侵犯者たちは、ある段階で外的な活動を控え、
自身の力の完全なる制御方法を模索することとなった。
人間界への本格的な介入、すなわちエーシル=ロキへと挑む前に
まずはこちらを解消しようと。
そして様々な試行錯誤の末、最初に成功させたのは
やはり己すら実験材料にしてしまうスパーダであった。
彼は己の力を分離させ、
「分身」として分散することで制御する、という方法を編みだした。
方法としては我が身を裂くようなもの、
エーシルのロキ・ロプト分離とも似ていた。
分離した力は、スパーダが自ら鍛えた魔剣に納められ、
彼は己と同じ名をその分身たる剣に与えた。
『魔剣スパーダ』の誕生である。
313Res/336.05 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20