悪役令嬢「あんたはあたしみたいだね」腹黒王子「あはは。キミが僕なんだよ」
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名無しNIPPER
[sage saga]
2022/01/02(日) 22:29:56.34 ID:nMXYXkpFO
undefined
3
:
名無しNIPPER
2022/01/02(日) 22:31:58.07 ID:nMXYXkpFO
「王子、今日もかっこかわいいね」
「ねー」
入学以来、毎朝毎朝、よそのクラスからも見学者が絶えない我がクラスの王子を横目で見やる。かっこいいかはともかく、かわいい。
以下略
AAS
4
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2022/01/02(日) 22:34:23.05 ID:nMXYXkpFO
「勘違いしやがって……ざけんじゃねーぞ」
「お?」
「ストーップ!!」
グイッとタイを引っ張ると王子が席を立ち。
以下略
AAS
5
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2022/01/02(日) 22:36:08.42 ID:nMXYXkpFO
「弟の小さい頃の話?」
「はいっ是非っ」
「あいつはああ見えてかわいい奴でさ……」
後日、お姉さんとお会いしたあたしは根掘り葉掘り家来の過去を掘り下げた。やはりというか、なんとなくわかっていたことだが、この姉は弟のことが大好物……もとい、大好きらしく、実に興味深いエピソードが聞けた。
以下略
AAS
6
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2022/01/02(日) 22:38:12.89 ID:nMXYXkpFO
「あ、居た」
「へ?」
しばらくぼけっと店内で余韻に浸っていると家来がやってきた。恐らくお姉さんが行けと命じたのだろう。敵に塩を送る味な真似を。
以下略
AAS
7
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2022/01/02(日) 22:39:38.50 ID:nMXYXkpFO
「こほん」
「今更取り繕っても無駄だぞ」
「お黙り」
逆に揶揄われて顔を赤くすると彼は不意に。
以下略
AAS
8
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2022/01/02(日) 22:43:25.88 ID:nMXYXkpFO
「やっぱり仲良いんだな、お前ら」
「どこがっ!?」
微笑ましそうに見守る家来に噛みつくと、彼は寂しそうに微笑んで席を立ってしまう。
以下略
AAS
9
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2022/01/02(日) 22:46:19.72 ID:nMXYXkpFO
「キミはさ、綺麗な顔してる癖に僕たちのことをを遠巻きに眺めるだけで近づいて来なかったよね。そういう俯瞰で客観的に物事を見ているところが気に入らなかったんだよね」
「あたしはあんたのことをもっと良い奴だと思ってたケド、見る目がなかったみたいね」
「僕は良い奴だよ。その証拠に、キミにとってより良い提案をしてあげようじゃないか」
いくら払い除けてもしつこくほっぺをつついてくる王子を睨みみつけるあたしに、底意地が悪そうな顔をしてこんな提案をしてきた。
以下略
AAS
10
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2022/01/02(日) 22:49:25.71 ID:nMXYXkpFO
「そっちがその気なら、あたしはあんたがあの人を傷つけてないか目を光らせておくわ」
「では、契約成立ということで」
「は? それとこれとは話が……」
「あはは。初めての彼女がキミみたいな奴でも存外、ワクワクする。不思議だよね?」
以下略
AAS
11
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2022/01/02(日) 22:52:25.08 ID:nMXYXkpFO
「そもそもなんであいつが良いわけ?」
「なんでって……なんとなく」
美味しいランチをご馳走になって満腹のあたしが無防備なところを見計らうように、王子は好意の理由を詰問してきた。食い過ぎた。
以下略
AAS
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