悪役令嬢「あんたはあたしみたいだね」腹黒王子「あはは。キミが僕なんだよ」
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7:名無しNIPPER[sage saga]
2022/01/02(日) 22:39:38.50 ID:nMXYXkpFO
「こほん」
「今更取り繕っても無駄だぞ」
「お黙り」

逆に揶揄われて顔を赤くすると彼は不意に。

「あんたって時代劇の姫様みたいだよな」
「ほえ?」
「これからは"姫"って呼ぶことにするよ」

あたしが姫とか。どこにそんな要素がある。

「無理無理。絶対似合わないからやめて」
「謙遜すんなって。うちの王子もあんたが気になるみたいでさ、お似合いじゃね?」

こいつ。だから違うって。あたしはお前を。

「あたしは、あんたを……!」
「はい、喧嘩はやめましょー」
「うわっ!?」

またしても胸ぐらを掴もうとしたあたしの悪い手を掴んだのは、王子サマ。どっから湧いてきやがった。つーか、どこから聞いてた。

「たしかに姫なんて柄じゃないよね。ぷっ」
「お前……!」
「どっちかと言えば悪役令嬢、みたいな?」

上等じゃねーか。白黒つけっか、腹黒王子。


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