739: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2022/01/08(土) 11:37:32.41 ID:Q+V+Oj11o
海美は考える。
おそらくこの相手と正面からぶつかって勝つ確率などゼロに等しいだろう。
そもそもそういった戦いは海美が得意とする分野ではない。
740: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2022/01/08(土) 11:38:09.34 ID:Q+V+Oj11o
『スクール』に雇われている狙撃手、砂皿緻密は建設途中のビルにいた。
磁力狙撃砲を構え、スコープを覗き、何かをじっと見据えている。
741: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2022/01/08(土) 11:38:53.01 ID:Q+V+Oj11o
ゴシャン!!
742: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2022/01/08(土) 11:40:06.37 ID:Q+V+Oj11o
????「残念ながら違うよ。というかミサカをあんな幼児体型のおこちゃま趣味と一緒にしないで欲しいよねー」
砂皿「なら貴様は何者だ?」
743: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2022/01/08(土) 11:42:32.31 ID:Q+V+Oj11o
上条当麻はエレベーターの裏にある隠し階段の前に、つまり、結標淡希がいると言われている場所へと繋がる入り口の前で立ち尽くしていた。
744: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2022/01/08(土) 11:43:17.23 ID:Q+V+Oj11o
上条当麻はその男のことを知っていった。
たった一度しか会ったことはなかったが、しっかりと脳裏に焼き付いていた。
745: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2022/01/08(土) 11:44:19.01 ID:Q+V+Oj11o
上条は垣根の言いたいことを瞬時に理解した。
それは今の上条がここに立っているという意思を打ち砕くような致命的なこと。
だから、言葉が詰まり、返答をすることが出来ない。
746: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2022/01/08(土) 11:46:10.30 ID:Q+V+Oj11o
ゴガッ、と上条の鉄拳を垣根は腕をクロスすることで防御する。
その衝撃で垣根の体が二メートルほど後ろへ下がった。
747: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2022/01/08(土) 11:47:05.67 ID:Q+V+Oj11o
上条「そいつをこっから先へ通さねえことだよ。例え、この体が真っ二つに切り裂かれようが、全身の骨がコナゴナに砕けようが、この心臓が止まって死んじまっても、な」
垣根「……くっはっ」
748: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2022/01/08(土) 11:47:39.16 ID:Q+V+Oj11o
地下独房前の廊下で一方通行と土御門元春はその場で立ち尽くしていた。
顔をしかめ、ある一点を見つめ、体を微動だにもせず、まるで身動きが取れなくなったように。
その原因は彼らの視線の先にあった。
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