647: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2021/12/25(土) 23:14:08.22 ID:jaU2C2/Fo
年内に終わると思って再開したのにどういうことだってばよ?
投下
648: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2021/12/25(土) 23:17:33.73 ID:jaU2C2/Fo
S7.前夜
649: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2021/12/25(土) 23:18:01.74 ID:jaU2C2/Fo
黒子「電話はかけてみましたの?」
初春『はい。けど、何度かかけましたが一向に出ないんですよねー。コールされるってことは携帯自体は無事だとは思いますけど』
650: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2021/12/25(土) 23:19:23.44 ID:jaU2C2/Fo
雨上がり。第一〇学区にあるとある公園。そこには異様な光景があった。
地面に横向きで倒れた自動販売機。投げ出されたように転がったベンチやゴミ箱。
その周辺には空き缶がばらまかれたように散らばっていた。
651: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2021/12/25(土) 23:21:48.37 ID:jaU2C2/Fo
そこに立っていたの黒髪の少女だった。
背丈や体付きからして上条と同い年くらいの高校生か。
春休み中なのに制服を着ているみたいだが、上条はそれがどこの学校の制服か見当がつかなかった。
652: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2021/12/25(土) 23:23:34.60 ID:jaU2C2/Fo
上条「何でアンタ結標のこと知ってんだ? 友達か何かか?」
A子「友達ではないわぁ。知り合いって言えるほどの面識力もないかもしれないわねぇ。直接会ったことあるのは結標さんがバイトしているケーキ屋さんで偶然出会って世間話した時だけだしぃ」
653: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2021/12/25(土) 23:25:12.09 ID:jaU2C2/Fo
佐久「――山手の部隊と連絡が付かないというのは本当か?」
654: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2021/12/25(土) 23:26:11.83 ID:jaU2C2/Fo
山手はブロックの幹部だ。
拷問。自白剤。精神系能力者によるチカラ。
あらゆる手を使って山手から情報が奪われていた場合、それすなわちブロックの全てが奪われたに等しい。
655: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2021/12/25(土) 23:28:44.17 ID:jaU2C2/Fo
第七学区にあるアミューズメント施設。
ボウリング場やゲームセンター、ちょっとしたスポーツを楽しめる設備の整った施設だ。
現在は春休みのため学生の客で施設内は賑わっていた。
656: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2021/12/25(土) 23:30:26.88 ID:jaU2C2/Fo
グループの隠れ家である一室の入り口に立った一方通行は部屋を見渡す。
正面右側には一方通行がよく知っている、金髪にサングラスをかけた男、土御門元春。
その隣には見た目爽やかで笑顔の似合う男、海原光貴。
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