24:名無しNIPPER[sage saga]
2020/12/24(木) 05:56:36.87 ID:uyzFntxd0
◇
25:名無しNIPPER[sage saga]
2020/12/24(木) 05:58:20.34 ID:uyzFntxd0
「……実は、まだ」
対する豊橋は、苦笑交じりに呟いた。無邪気な悪戯がバレた子供みたいな顔だった。
26:名無しNIPPER[sage saga]
2020/12/24(木) 05:59:04.29 ID:uyzFntxd0
「あー、すまん、つい本音が」
言ってから、これはフォローではなくただの追い打ちにしかならないことに気が付いた。豊橋は「うう……」と机に突っ伏しそうなくらい肩を落としていた。しまいには、
27:名無しNIPPER[sage saga]
2020/12/24(木) 06:00:36.79 ID:uyzFntxd0
「ああ、食べ物だとさ。むしろ逆に聞きたい。食べ物の何が悪い? さぁ、ほら、何が悪いか言ってみなさいよこんちくしょうめ」
「…………」
28:名無しNIPPER[sage saga]
2020/12/24(木) 06:01:18.88 ID:uyzFntxd0
「確かにそう、かも」
「だろ? 美味しいお肉に豪華な甘いもんにちょっと背伸びしたシャンメリー。これだけでいいんだよ。わかるだろ?」
29:名無しNIPPER[sage saga]
2020/12/24(木) 06:02:42.89 ID:uyzFntxd0
◇
30:名無しNIPPER[sage saga]
2020/12/24(木) 06:03:56.09 ID:uyzFntxd0
◇
31:名無しNIPPER[sage saga]
2020/12/24(木) 06:04:53.39 ID:uyzFntxd0
今年のクリスマスは金曜日。俗に言う花金というやつで、ウチの学校も今日が二学期の終業式だった。
お店が本格的に混みだすのは夜遅い時間。俺がいる時間はそこまで混むことなく、のんびりと時間が流れていき、やがてバイト終わりの時間になった。
32:名無しNIPPER[sage saga]
2020/12/24(木) 06:05:26.89 ID:uyzFntxd0
と、威勢よくペダルを踏み込もうとしたところで、見知った顔を見かけた。俺はそれに声をかける。
「おーおー、豊橋さんじゃあないですか」
33:名無しNIPPER[sage saga]
2020/12/24(木) 06:07:11.59 ID:uyzFntxd0
「豊橋はあれか、これから例のクリスマスプレゼント?」
「ええ、うん」
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