26:名無しNIPPER[sage saga]
2020/12/24(木) 05:59:04.29 ID:uyzFntxd0
「あー、すまん、つい本音が」
言ってから、これはフォローではなくただの追い打ちにしかならないことに気が付いた。豊橋は「うう……」と机に突っ伏しそうなくらい肩を落としていた。しまいには、
「……そうだよね……昔から私って引っ込み思案で……友達も全然……」
と途切れ途切れの自虐ワードまで聞こえてきた。罪悪感で本当に痩せそうになるからそういうのマジでやめて。
「わかった。わかったから」
俺は元気づけるように豊橋の肩をポンポンポンと叩く。それから続けて口を開く。
「参考になるかわからないけど、我が家のクリスマスプレゼントを教えよう」
「……食べ物?」
肩を落としたままそんなことを言われた。なんというネタバレ魔だこの野郎め。
ともあれ、そう言うのであっては仕方がないと俺は開き直ることにした。
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