【オリジナル】クリスマス・ヒーロー
1- 20
26:名無しNIPPER[sage saga]
2020/12/24(木) 05:59:04.29 ID:uyzFntxd0

「あー、すまん、つい本音が」

 言ってから、これはフォローではなくただの追い打ちにしかならないことに気が付いた。豊橋は「うう……」と机に突っ伏しそうなくらい肩を落としていた。しまいには、

「……そうだよね……昔から私って引っ込み思案で……友達も全然……」

 と途切れ途切れの自虐ワードまで聞こえてきた。罪悪感で本当に痩せそうになるからそういうのマジでやめて。

「わかった。わかったから」

 俺は元気づけるように豊橋の肩をポンポンポンと叩く。それから続けて口を開く。

「参考になるかわからないけど、我が家のクリスマスプレゼントを教えよう」

「……食べ物?」

 肩を落としたままそんなことを言われた。なんというネタバレ魔だこの野郎め。

 ともあれ、そう言うのであっては仕方がないと俺は開き直ることにした。



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
60Res/53.20 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice