ロード・エルメロイU世の事件簿 case.封印種子テスカトリポカ
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42
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名無しNIPPER
[saga]
2020/09/22(火) 20:30:41.16 ID:kGu0y7r00
「いやー、あれは死ぬかと思ったガオ!」
その死んだ筈の女性が、ケラケラ笑いながら建物に入ってきた。
以下略
AAS
43
:
名無しNIPPER
[saga]
2020/09/22(火) 20:31:28.46 ID:kGu0y7r00
*
会談が終わり外に出ると、薄霧でぼかされた朝焼けが空を彩っていた。
以下略
AAS
44
:
名無しNIPPER
[saga]
2020/09/22(火) 20:32:03.35 ID:kGu0y7r00
しかしこの場合、見られていたというのが驚きである。
「……あの時、意識があったんですか?」
以下略
AAS
45
:
名無しNIPPER
[saga]
2020/09/22(火) 20:32:53.93 ID:kGu0y7r00
何となく漂う気まずい雰囲気を払拭するように、師匠がごほんと咳払いをしてみせた。
「彼女は確かに特別な限定礼装の使い手ですが、神霊と真正面からやり合えるものではないと御理解頂きたい」
以下略
AAS
46
:
名無しNIPPER
[saga]
2020/09/22(火) 20:33:45.33 ID:kGu0y7r00
年の頃は20半ばといったところだろうか。それはガラス細工のように整った容姿をしていた。イゼルマでみた黄金姫/白銀姫ほどではないが、それでも男の容姿はどこか作り物めいている。雪のような白い肌。この湿気の中であってもさらさらと風に揺れる銀糸のような髪。血の様に赤い瞳。その全てに魔性が宿っているようだ。
僅かに思考に空白が生まれる。師匠も同じだったようで、先に口火を切ったのはその青年だった。にこやかに口角を上げて、右手を差し出してくる。
以下略
AAS
47
:
名無しNIPPER
[saga]
2020/09/22(火) 20:34:29.61 ID:kGu0y7r00
だがそれに対する師匠の返答にはもっと驚かされた。
「そうですね。ひとつだけ言えることは、我々が考えるべきは、どうやって件の神霊を掻い潜り遺跡の調査を行うかという一点だけ、ということです」
以下略
AAS
48
:
名無しNIPPER
[saga]
2020/09/22(火) 20:35:18.59 ID:kGu0y7r00
どうやら彼には正解が分かったらしいが、自分にはさっぱりだ。そこに多少の悔しさを感じないでもないが、いまは手っ取り早く師匠に答えを求める。
「師匠、どういうことです?」
以下略
AAS
49
:
名無しNIPPER
[saga]
2020/09/22(火) 20:36:17.45 ID:kGu0y7r00
今日はここまで
50
:
名無しNIPPER
[saga]
2020/10/10(土) 22:27:25.34 ID:mG1v5QBi0
*
「……とはいえ、馬鹿正直に真正面から行っても他の調査隊の二の舞だ。まずは突破する為の材料を手に入れなければな」
以下略
AAS
51
:
名無しNIPPER
[saga]
2020/10/10(土) 22:28:31.84 ID:mG1v5QBi0
「あのなぁ、もしもあれがマジモンの神霊なら『手も足も出ない』程度じゃ済まねえに決まってるだろ! 一瞬で村も人も丸ごと灰になってるさ。だろう、先生?」
答え合わせを求めるような友人の視線に、それを向けられた師匠は頷きで返した。
「その通りだ。神霊とは単なる英霊の上位互換ではない。両者の間には隔絶した差というものがある。例えば君の"槍"は真名解放によって神霊級の魔術行使を可能にするが、逆に言えば神霊はそれと同等の一撃を我々が魔術を使うのと同じ感覚で放てるわけだ。もちろん神霊と言ってもピンキリはあるがね」
以下略
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