285: ◆Try7rHwMFw[saga]
2020/09/21(月) 15:18:05.72 ID:MsiqRxPqO
第13話
286: ◆Try7rHwMFw[saga]
2020/09/21(月) 15:19:16.26 ID:MsiqRxPqO
彼女の人生は何だったのだろう。
287: ◆Try7rHwMFw[saga]
2020/09/21(月) 15:20:12.52 ID:MsiqRxPqO
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気が付くと、窓からは南国の強い日射しが差し込んでいた。時計はとうに正午近い。
でも、何かしようとする気力は、私にはなかった。恐らく、これからエストラーダ侯に彼女の最期を伝えなければいけない。それは彼にとっても、私にとっても……あまりに辛いことになるだろう。
288: ◆Try7rHwMFw[saga]
2020/09/21(月) 15:20:56.13 ID:MsiqRxPqO
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階段を下りた先にいたのは、あまりに予想外の人物だった。
「プルミエール!!久し振りぃ!!」
289: ◆Try7rHwMFw[saga]
2020/09/21(月) 15:21:48.00 ID:MsiqRxPqO
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「『六連星』?」
エリザベートが唇に指を当てた。
290: ◆Try7rHwMFw[saga]
2020/09/21(月) 15:22:48.02 ID:MsiqRxPqO
「……本当に、何もない」
291: ◆Try7rHwMFw[saga]
2020/09/21(月) 15:23:31.50 ID:MsiqRxPqO
「……こんな魔法、見たことない」
「私も。……アリス教授なら、これが何か分かるのかな」
292: ◆Try7rHwMFw[saga]
2020/09/21(月) 15:24:09.71 ID:MsiqRxPqO
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……
…………
293: ◆Try7rHwMFw[saga]
2020/09/21(月) 15:24:55.52 ID:MsiqRxPqO
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「ジャック先生!いるかい?」
馬で走ること半刻ほど。追っ手に追われることもなく、私たちはジャックさんの家に着いた。
294: ◆Try7rHwMFw[saga]
2020/09/21(月) 15:25:50.75 ID:MsiqRxPqO
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「なるほど、な。……『六連星』か」
ジャックさんは煙草を灰皿に押し付けた。もう灰皿には潰れた煙草が数本転がっている。
295: ◆Try7rHwMFw[saga]
2020/09/21(月) 15:30:39.43 ID:MsiqRxPqO
第13話はここまで。第14話は多分エリック視点による修行編です。
「転移の球」はとても便利ですが、誰もが持っているわけでは当然ありません。
アリス・ローエングリンによる独自の改良が施された品です。
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