男「僕の生徒は亜人だらけ」ミレイア「ろっ、六回目だからって嬉しくないんだからっ」
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419:名無しNIPPER[sage]
2020/07/09(木) 21:54:11.78 ID:dNv3l7iOO
おつ


420:亜人好き ◆HQmKQahCZs[saga]
2020/08/04(火) 19:38:04.56 ID:oU+ig+it0
「あれま、お兄さん、お兄さん」

「う、うぅん」

誰かが僕を呼んでいた。その声に引き上げられるように意識を取り戻す。
以下略 AAS



421:亜人好き ◆HQmKQahCZs[saga]
2020/08/04(火) 19:46:22.17 ID:oU+ig+it0
「こんなご時世だからね、私みたいな弱い人間は助け合っていかないと」

僕を助けた? 女性はそう言う。問題は僕がそんなご時世に存在していないということだ。

夢かなとも思ったが幽霊は夢を見ない。白い髪の少女によって幻覚を見させられている、その方が可能性としてはあり得る。
以下略 AAS



422:亜人好き ◆HQmKQahCZs[saga]
2020/08/04(火) 20:00:15.27 ID:oU+ig+it0
あらまさん(僕がそう呼んでるだけで本名じゃない)に連れられた村は本当に辺鄙なところだった。

広くはあるが家はまばら。僕が育った村よりもずっと寂れていた。

でも、こんなところだから亜人に襲われなくて済んでいるのかもしれない。
以下略 AAS



423:亜人好き ◆HQmKQahCZs[saga]
2020/08/04(火) 20:06:40.28 ID:oU+ig+it0
食事を戴く。

文句を言うわけではないが、本当に質素な食事だった。豪勢でないということではない。味付け自体が薄く淡泊なのだ。

「最近は戦争で調味料もあまり手に入りませんで、これでも村では一番料理上手と言われてるんですよ」
以下略 AAS



424:亜人好き ◆HQmKQahCZs[saga]
2020/08/04(火) 20:12:52.72 ID:oU+ig+it0
食事とお風呂を頂いた僕は、あらまさんから空き家を紹介された。

話を聞くと先月亡くなった老夫婦の家らしく、家具は揃っているらしい。それはありがたい話だけど幽霊とかでないよね?

「それでは先生さんおやすみなさい」
以下略 AAS



425:亜人好き ◆HQmKQahCZs[saga]
2020/08/04(火) 20:31:32.05 ID:oU+ig+it0
「先生、ありがとうございましたー」

「はい、それじゃあまた明日」

半年がたった。
以下略 AAS



426:亜人好き ◆HQmKQahCZs[saga]
2020/08/04(火) 20:39:20.73 ID:oU+ig+it0
「じじじぃー」

「……ワルイヒトジャナイデスヨー」

「!」ビクンッ
以下略 AAS



427:亜人好き ◆HQmKQahCZs[saga]
2020/08/04(火) 21:10:50.60 ID:oU+ig+it0
「あらまぁ、先生子持ちだったんですねぇ」

「いや僕の子供じゃないです。僕がこの村に来た時覚えてるでしょう?」

「ん、んまい」
以下略 AAS



428:亜人好き ◆HQmKQahCZs[saga]
2020/08/04(火) 21:20:01.08 ID:oU+ig+it0
砂糖氷を食べ終えた僕たちは元気になく虫の声をBGMにわけもなく歩いていた。

「君はこの村の子供なのかい?」

「ん、きょうかいに、すんでる」
以下略 AAS



429:亜人好き ◆HQmKQahCZs[saga]
2020/08/04(火) 21:35:59.89 ID:oU+ig+it0
一か月がたった。

僕は毎日授業を終えると村の外れまで行く。そこに彼女がいるからだ。

「こんにちは、先生」
以下略 AAS



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