男「僕の生徒は亜人だらけ」ミレイア「ろっ、六回目だからって嬉しくないんだからっ」
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亜人好き
◆HQmKQahCZs
[saga]
2020/08/04(火) 19:38:04.56 ID:oU+ig+it0
「あれま、お兄さん、お兄さん」
「う、うぅん」
誰かが僕を呼んでいた。その声に引き上げられるように意識を取り戻す。
たしか僕は………
あれ、おかしいな。僕は今は幽霊。眠ることもなければ意識を失うこともない、はず。
でもあの白い髪の幽霊に触れた時、脳を引っこ抜かれるような感覚がして
「お兄さん、お兄さん。こんなところで寝てたら、死んじゃいますよ」
「あ、はい…」
それより僕に話しかけてくれてるのは誰だろう。僕は冷たい地面から体を起こ、す。
「あれ、なんで僕、生きてるんだ」
「あぁ、もしかしてお兄さん、死ぬ気だったのかね」
地面が冷たいという感覚。 空気が肌を撫でる感覚。音が鼓膜を震わす感覚。
僕が失ったはずのものが確かにあった。
「いえ、死ぬ気はないんですけど。ところで、ここは」
周りを見渡す。そこは学校の中ではなかった。見渡す限り木々しか見えない。学園の森というわけでもなさそうだ。建物一つ見えやしないから。
存在するのは僕と、僕を起こした人だけ。その人は見た感じは人間の女性に見えるが。
「辺鄙な田舎ですよ。さぁさ、こんなところにいたら亜人に襲われますから」
「亜人に、襲われる?」
「あらま。もしかしてここよりずっと辺鄙なところで暮らしてたんですか」
「…えぇ、ちょっと世間に疎くて。何があったか教えてもらってもいいですか?」
女性曰く亜人が人間に反乱を起こして、奴隷解放運動と称して人間たちを襲っているらしい。
はは、そんな馬鹿な。
そんなことがあったのは、1000年も前のことだぞ。奴隷なんてとっくの昔に
―――人間だけになってる、のに。
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