男「僕の生徒は亜人だらけ」ミレイア「ろっ、六回目だからって嬉しくないんだからっ」
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426:亜人好き ◆HQmKQahCZs[saga]
2020/08/04(火) 20:39:20.73 ID:oU+ig+it0
「じじじぃー」

「……ワルイヒトジャナイデスヨー」

「!」ビクンッ

あ、声を掛けたら隠れてしまった。

「じぃー」

でもすぐにまた僕を観察している。

「こんにちは」

「! チハー」

声を掛けたら隠れるだなんて、ロウェナさんとは思えないな。

でもロウェナさんにそっくりだ。少し幼いけど。

「貴方、誰」

「僕は男。一年前にこの村に引っ越してきたんだけど、知らない?」

「知らない」

「そっか」

どうやら僕を知らないらしい。でも僕も彼女を知らない。

一年もその存在を知らずにいるだなんて。決して人が多い村ではないのに。

「君はどこの子?」

「身代金は、ないです」

「誘拐犯じゃないから」

「体、目当て?」

「これでも教職者だからね?」

「………」

「あー、良かったら一緒に何か甘いものでも食べる?」

「ん、いく」

甘いものにつられるだなんて、まさに子供。いやロウェナさんらしいけど。

財布の中身が十分あることを確認して僕はあらまさんの店に向かった。この時代、甘味は結構高いからね。


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