男「僕の生徒は亜人だらけ」ミレイア「ろっ、六回目だからって嬉しくないんだからっ」
1- 20
427:亜人好き ◆HQmKQahCZs[saga]
2020/08/04(火) 21:10:50.60 ID:oU+ig+it0
「あらまぁ、先生子持ちだったんですねぇ」

「いや僕の子供じゃないです。僕がこの村に来た時覚えてるでしょう?」

「ん、んまい」

シロップを凍らせた砂糖氷を舐めるロウェナさん(仮)。

ただ甘いだけだけど、それでも子供には大受けらしい。夢中になって舐めている。

また値上がりしたらしく一個しか買えなかったけど、ま、甘いものが特別好きってわけじゃないからいっか。

「なくなっちゃった」

あれだけ夢中で舐めていればそりゃあなくなる。名残惜しそうに砂糖氷を支えていた棒を見ているけどもう一本買ってあげられるほど懐に余裕はない。

「ごちそー、さまでした」

「美味しかった?」

「ん」

「ならよかった」

「こうやって、ゆだんさせて、どうする気?」

「どうもこうもないけど」

「なら、なんでこんな、優しくするの?」

…僕はその問いに答えれなかった。幽霊となった君と親しくしているから、なんてもちろん言えるはずがない。

彼女から見れば僕はいきなり現れ、なぜか高価なお菓子をあたえてくれた不審者。警戒するのも無理はない。

「あー、えっと」

「私のみりょくに、ほれぼれ?」

「…かもね」

「いやん」

大人しいけど、ロウェナさんっぽいなぁ!




<<前のレス[*]次のレス[#]>>
892Res/509.41 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice